北乃きい、いちご狩りの彼と破局で「恋愛はもういい」？

　女優として、また歌手として好調な北乃きい。先日19歳の誕生日を迎え、「まだまだ子どもだな」と感じたという彼女だが、映画にドラマ、レコーディングと、大人顔負けの忙しさで毎日を過ごしている。3月16日にはプロ野球の巨人対広島戦で始球式に参加、成海璃子とW主演の映画『武士道シックスティーン』の公開が4月24日に控えており、主演を務めたauのLISMOオリジナルドラマ第12弾『still life』の配信も開始された。歌手としてのデビュー曲「サクラサク」はオリコンチャート初登場7位で総売上は2万枚弱、1stシングルとしては上出来だといわれている。

　仕事は順風満帆といったところだが、2月には初スキャンダルも報じられた。イケメン俳優・林遣都との「イチゴ狩りドライブデート」がスッパ抜かれたのである。1月某日の午後、東京近郊のイチゴ農園でファンに目撃され、「採ったイチゴを"あ〜ん"なんて食べさせあっていた」という爽やかカップルぶり。二人は08年に映画『ラブファイト』で共演し、ラストシーンで熱いキスを交わしていた。昨年、資生堂「シーブリーズ」のCMでも共演した二人は、その再会をきっかけに交際をスタートしていたのだが......。

「女性週刊誌に交際報道が出たことで、二人ともそれぞれの事務所からキツいお灸をすえられたようです。共に売り出し中の立場でしたし、特に同性人気の高い北乃と比べて、まだ異性ファンを獲得したい段階だった林のほうは強く言われたとか。結局、"恋愛を取るか、仕事を取るか"という状況になり、別れを選ばざるを得なくなったんです」（スポーツ紙記者）

　まだ若い二人の淡い恋は、無残にも引き裂かれてしまったというのだろうか。前出のauオリジナルドラマ『still life』配信に際して、北乃は自らの恋愛観について「恋愛だけになるということはないですね。周りの友達も恋愛より仕事という人ばかりですから」と語っていた。さらに、「年齢的にも恋愛をするようになる前からこの仕事を始めていて、それからずっと仕事が一番できたので、これからも恋愛が一番になることは一生ないと思うんです」とまで明かし、破局をうかがわせていた。

「もともと、自分のことを"男っぽい性格"と分析し、恋愛にハマるタイプでもないと公言していましたけどね。それでも、映画『ハルフウェイ』（09）を撮影していた頃は、『やっぱり、人を好きになってキャッキャ言ったり、一人で舞い上がるぐらいの恋をしたい。相手のことを毎日考えて、その人が楽しければ、自分もそれだけで楽しかったり、そういうのがいい』と、インタビューで明るく話していて、恋愛願望は垣間見えていました。仕事一筋、と強調しすぎると、ベッキーのように20代後半になっても浮いたウワサがない......ということにもなりかねません。自分に素直に、ハメを外し過ぎない程度に恋愛をするなら、女優としてはむしろプラスだと思いますけどね」（前同）

　理想のタイプは"強い人"で、K-1選手のブアカーオ・ポー・プラムックが大好きだという北乃。しかも、ただ肉体的に強ければいいというのではなく、ブアカーオは「妹の学費のためにファイトを始めたという苦労人なところとストイックさが素晴らしい」のだという。北乃本人も、「自分を追い込むことが大好き」な、マゾヒスティックともいえるほどのストイックさを持ち合わせていることを、インタビューやテレビ番組などでたびたび語っており、自分と重なるところがあるのだろう。

　女優としての伸びしろはまだ未知数だが、恋愛経験が演技の幅を広げることは間違いない。破局をバネにして、より高く羽ばたいてほしいものである。
（文＝川本一真）

（※画像は、『希望の唄／風』FUNKY MONKEY BABYS より）

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