同級生の母親に「親を殺してきた」と明かす 宝塚女子中学生放火
7月9日14時45分配信 産経新聞
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火災のあった住宅付近=9日午前10時40分ごろ、宝塚市大吹町(野々山暢撮影)(写真:産経新聞) |
県警少年課と宝塚署はこの家に住む市立中3年の少女(15)が同級生の少女(14)とともに火をつけて家族の殺害を図ったとみて、現住建造物等放火と殺人未遂の疑いで2人の逮捕状をとった。2人とも家族を殺害しようと放火したことを認めているという。
県警によると、少女と同級生は「お互いの家に火をつけよう」と相談し、少女宅の階段にゼリー状の着火剤をまいたうえで放火。2人はその後、同級生宅で室内に油のようなものをまいているのを同級生の兄(16)に見つかり、通報で駆けつけた署員に身柄を確保された。
通報した同級生の母親(36)は「子供の友達が家に来て、『親を殺してきた』と話している。うちも昨日、子供とけんかして怖い」と話していたという。
県警や市教委によると、少女はブラジル国籍で、幼いころに来日。4人で家族として暮らしていたが、血縁関係については不明だという。県警はトラブルの有無など動機について調べる方針。
宝塚市教育委員会は、女子生徒について「1年生の時、しつけをめぐる家庭内トラブルがあり、本人は『虐待されている』との意識があった。しつけに行きすぎはあった」と説明。
宝塚市は兵庫県東部にあり、現場周辺は民家やマンションが立ち並ぶ住宅密集地。民家から煙が出て、近くの住民が「男の人の声で助けてくれという声がする」と110番した。出火当時、近くの住人らが駆け付け一時騒然となった。
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最終更新:7月9日14時45分
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