ホワイトソックス−エンゼルス(7日、シカゴ)前夜同様に雨で開始が大幅に遅れ、エンゼルスの3連敗が決まった時には日付が変わっていた。3試合続けて無安打だった松井秀は「甘い球がほとんどなかった」と硬い表情のままだった。
7月に入り、打線は11得点した4日以外の6試合はすべて2点以下と貧打にあえいでいる。松井秀は、いずれも好機で迎えた四回は腰砕けの一ゴロ、八回は好左腕ソーントンの速球に詰まって中飛に倒れた。
チームの窮地を救えなかった悔しさだろう。打撃妨害による出塁が今季3度目と振られると「キャッチャーミットを目がけて打っているから」と、さめた口調で言い返した。(共同)