参議院選挙の期日前投票で、岡山県倉敷市の選挙管理委員会が、1人の有権者に誤って2か所の投票所で二重に投票させていたことがわかり、市選挙管理委員会は、チェックが不十分だったとして陳謝しました。
倉敷市選挙管理委員会によりますと、今月11日に投票が行われる参議院選挙の期日前投票で、倉敷市に住む30代の有権者の女性1人が、今月4日と7日、2か所の投票所で二重に投票していたということです。期日前投票では、有権者に誓約書の提出を求めていますが、7日、誓約書の数を数えたところ1枚多かったことから、まちがいに気づいたということです。市の選挙管理委員会は、投票所に設置されたコンピューターの有権者名簿に、投票が済んだことを示す印を付け、二重の投票を防ぐことにしていましたが、7日は担当者が、この印を見落とし、投票用紙を渡してしまったということです。市選挙管理員会によりますと、二重に投票された票は、記入者が特定できないことから、ともに有効だということです。倉敷市選挙管理委員会の岡崎武事務局長は、チェックが不十分だったとして陳謝するとともに、再発防止に努める考えを示しました。