助産所研修の感想をご紹介します

お互いの得意分野を発揮しあえたら、より質の高いサポートを提供出来るのになと感じました

< 研修先:黄助産院、矢島助産院、アクア・バースハウス 氏名:宮武亜希子 勤務:大学病院退職後、地域へ 地域:川崎市 >

普段勤務している病院とは違う、本来の助産師の姿を見れ、有意義な時間でした

< 研修先:杉山助産院 氏名:桐生美恵子 勤務:大学病院退職後。助産所研修の後JICAへ出発 地域:葛飾区>

病院では当たり前だと思って行っていた様々なことが、実はお産を産婦から引き離し、
産婦自身のものであるはずの出産を不自然なものにしていたことがわかった

< 研修先:杉山助産院 氏名:三浦亜紀子 勤務:JICA帰国後 地域:荒川区 >

妊婦・褥婦ケアの細かさは、家族にみてもらっているような安心感・くつろぎ感を与える

< 研修先:みづき助産院 氏名:今村由紀 地域:千葉県>

もっと詳しく知りたい方は下へ

 


< 研修先:黄助産院、矢島助産院、アクア・バースハウス 氏名:宮武亜希子 勤務:非公開 地域:川崎市 >

1.期待通りの研修となりましたか
黄助産院では妊婦健診、お産を2例見学でき、またスッタフの方とも、話す機会があり、助産院の実際を感じ取るいい機会だと思いました。

2.料金設定について
妥当だと思います

3.今後も助産所研修を受講してみたいですか
色々な助産院の特色を学びたいので、引き続き違う箇所で研修することは、意義のあることだと思います。

4.そのた
病院から助産所へ就職したいと考えたとき、情報のなさに戸惑いました。その時このような研修制度があると、実際の助産院の雰囲気であったり、活動内容が学べ、今後の自分の進路を考えるうえで、非常に役に立つと思いました。ありがとうございました。

1.期待通りの研修となりましたか
矢島助産院ではお産を二例見学させていただき、また健診なども実践させてもらいました。スッタフ方とも話せる時間もあり、より具体的な活動内容を把握することが出来ました。とても暖かく優しい家族的な雰囲気のある助産所でした。

2.料金設定について
他との比較が出来ませんが、いいのではないでしょうか。

3.今後も助産所研修を受講してみたいですか
視野を広げて、いろいろな情報を獲る為には、今後も希望したいと思いますが、東京だけでなく、他県でもこのような制度があると、ありがたいです。また、この研修を知らない人が多い反面、希望してる人は多いと感じました。助産所研修を希望している病院勤務の助産師は多いです。

4.そのた
助産所の助産師と病院勤務の助産師が交流する機会が必要と感じました。特に病院勤務の助産師は、助産所の活動の実態を知らなすぎます。まるで別の職種にさえ感じてしましました。
お互いの得意分野を発揮しあえたら、より質の高いサポートを提供出来るのになと感じました。


1.期待通りの研修となりましたか
(アクア・バースハウス)研修期間ではお産がなかったため、お産のある日に呼んでもらいました。自宅訪問にも同行させてもらい、健診の感じや家族との関わりなど見させていただきました。家族一まとめにした関わりを大切にしている事を強く感じた助産所でした。
2.3.4.の感想は同上

< 研修先:杉山助産院 氏名:桐生美恵子 勤務:大学病院退職後。助産所研修の後JICAへ出発 地域:葛飾区>

1.期待通りの研修となったか?
助産院または家庭の自然出産の見学を希望していたのですが、それは叶いませんでした。がそのこと以外は期待以上でした。妊婦健診などを通じて、妊婦との関係つくりや、技術を見学できました。普段勤務している病院とは違う、本来の助産師の姿を見れ、有意義な時間でした。

2.料金設定について
一日3000円は安いと思います。

3.今後も助産所研修を受講してみたいですか
はい。時間があれば。目的があれば。

< 研修先:杉山助産院 氏名:三浦亜紀子 勤務:JICA帰国後 地域:荒川区 >

今回の研修によって、以前病院で働いていた時には疑問に思わなかった事に気付くことができた。病院では当たり前だと思って行っていた様々なことが、実はお産を産婦から引き離し、産婦自身のものであるはずの出産を不自然なものにしていたことがわかった。
病院で働いていたとき私は、お産をまるで病気のように考えており、また、産婦自身がお産を他人任せにしていることに気付かず、かえって、産婦が本来の力を発揮できない状況にしていたように思う。実際は、その方が産婦にとって楽である場合も多いと思う。
しかし、介入すればするほど、産婦のお産に対する意識が低下してしまうのではないか・・・とこの研修を通して感じた。
助産院に来て、家族や妊娠中からかかわっている、信頼のおける助産師に見守られながら、自分でイメージしたお産を自分の力でやり遂げたお産を見学させてもらうことが出来た。
昔であれば、生活の場に人の誕生があったが、現在、人が生まれることが生活から離れた時にあるように思う。
産婦は、助産院や自宅での分娩を選択することで、人の誕生や家族の意味、女性として、母としての自分を考える素晴らしい機会がもてるのだと実感できた。
産婦が、イメージをきちんと持てているからこそ、お産が終わってからの満足度が高いことも理解できた。
今の妊産婦がどう対応されているかを考えたとき、助産婦の果たす役割がとても大きいことがわかった。
妊産婦一人一人を大切に、大事に想い、信頼関係を築いて迎える出産に、自分も関わっていきたいと思う。

< 研修先:みづき助産院 氏名:今村由紀 地域:千葉県>

1.期待以上でした。助産院のやわらかな雰囲気は、スタッフの皆様からはもちろん、新建材臭のない家屋からも伝わって、よいお産にまっすぐ結びついていると感じました。「母親学級は?」と質問し「すべて個別指導です」と答えられてしまうなど、頭はすっかり病院のお産モードの自分でしたが、研修が終わった時は、こちら(助産院)がお母さん達にとって、あるべき姿だと、あたりまえ、はこちらなのだと、感じました。妊婦・褥婦ケアの細かさは、家族にみてもらっているような安心感・くつろぎ感を与えると思います。自宅分娩で破水後、苦労なさったとうかがっていた産褥5日目のお母さんが「すぐに次の子がほしい。それほどお産はよかった」とおっしゃっていたことが心に残っています。大変だったけれど、自分で産めた、という自信・自尊感情は、育児不安をも吹き飛ばす力があると感じ入りました。それにしても、自宅分娩なさったお母さん達はもちろん、赤ちゃん達も穏やかで落ち着いていらっしゃる様子が印象的でした。双方にもっともストレスレスなお産が、自宅分娩ではないかと思いました。

知識的な学びとしては、ホメオパシーのお産における優位性を大いに実感させていただきました。種々のトラブルに安全に対処できること、殊に赤ちゃんに安心、ということは、お母さん達の心の安寧にもつながると思います。会陰の消毒にも用いられ、ケミカルによる不必要な清潔が強いられない環境は、耐性菌やO157など不自然な微生物の出現を抑え、自然な菌叢の均衡を保つことができると思います。訪問したお宅に、たまたま抜歯なさって出血の止まらないお父さんがいて、助産師がレメディを次々指示していったところ、お宅を去る頃には、出血が収まり、みるみる顔の腫れもひいてしまったことともありました。ホメオパシー処方の権利を医師に限るようにすべき、という動きが医師間にありますが、助産師にこそ必要なものと思います。そういった動きを、みなさんと防いでいけたらいいと思います。
他の細かい知識も、例えば妊婦さんのお産への意識を高揚させる言葉かけ等、メモをびっしり埋めるほど得ることができました。

公共の母親学級も見学させていただきましたが、一般の産院でも行うような内容でありながら、助産院の助産師さんの視点から話をされている、と感じました。根拠が明快ゆえに納得しやすく、帰る頃にはお母さん達の意識が向上している様子で、大変学びになりました。
「ゴミがほとんど出ないお産」というのも、すばらしいことだと痛感いたしました。病院では大きなポリバケツひとつがゴミでうまったりするものです。ガーゼと綿が一つずつ、それだけのゴミ。お産という喜びは環境破壊と、できるだけ無縁であってほしい、そんなことを思ったりしました。これら助産院のよさを、多くの人に伝えていきたいと思います。

2 長年培った知識・システム・ノウハウを外部者に伝授するわけですから、ゼロがひとつ多くてもよいくらいだと思います。このような料金設定で研修させていただけることは、ありがたいことだと思います。

3 また受講させていただき、目のうろこを落として自分をリフレッシュさせていきたいと思います。ぜひ他県にも広がっていっていただきたい制度です。

4 受講なさる予定の方は、助学の実習生など他に研修生がいない時期を選ばれると、妊産婦さんたちのリラックスのためにもよいように思います。助産師会東京都支部の関係者の皆様、このような機会をお与えいただき、ありがとうございました。