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【政治】

首相、批判抑制促す? 渡辺氏念頭、連携視野に

2010年7月8日 23時36分

 菅直人首相(民主党代表)は8日、熊本市の街頭演説で、渡辺喜美みんなの党代表との参院選後の連携を視野に入れて、民主党批判の抑制を促したと受け取れる発言をした。これに対し渡辺氏は「連立はあり得ない」とあらためて否定した。

 首相は「何とかという党の元気のいい人が、民主党や自民党をぼろくそに言っている。小さな政党だから選挙前に目立たないといけない」と指摘。同時に「目立つだけでは、国会で(政策を実現するための)法案が通らない。他党と手を握って仲良くしないといけない」と語った。

 一方、渡辺氏は京都市で記者団に「民主党は大きな政府で官僚主導の増税路線、みんなの党は小さな政府で民間主導の成長路線だ」と主張。首相について「(消費税をめぐる)発言のぶれは本当にひどい。役人に洗脳されて腰だめで言っているのがよく分かる」と述べた。

 関連して仙谷由人官房長官は都内の街頭演説で「改革を名乗る党がむちゃくちゃを言う。選挙の時には良い格好をできるかも分からないが、本当の改革とは言えない」と強調。枝野幸男民主党幹事長は宇都宮市で記者団に「国民新党以外の党に連立を呼び掛ける想定は今のところまったくない」と述べた。

(共同)
 

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