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「生徒ケア必要」 県立高6校緊急会議

(2010年5月16日付)

 口蹄疫の感染拡大を受け、西都市、児湯地区にある県立高校6校の校長は14日、西都市調殿の西都商業高に集まり、緊急会議を開いた。生徒の動揺を抑えるよう、心のケアに取り組む方針を確認した。

 各校には保護者が畜産農家の生徒もいると見込まれることから、学校としての対応策も必要と判断したため開催。参加したのは妻、西都商、高鍋、高鍋農、都農、児湯るぴなす支援学校の各校。

 会議では「少し学校に落ち着きがなくなってきている」との意見も出され、学校が今後取り組んでいく対策を協議。クラス担任を中心に生徒の様子に目配りし、風評による生徒間のいじめや、差別が生じないよう力を注いでいくことで意見が一致した。

 6校長は、今後も感染状況を見ながら会議を開く方針。