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【支援策】支援募金箱を設置200カ所 高鍋

(2010年5月16日付)

 川南町を中心に感染が広がっている口蹄疫問題を受け、高鍋商工会議所(黒木敏之会頭)など高鍋町内の商業関係団体は15日、被害者支援の募金箱を作った。町内事業所の店頭や事務所に設置する。

 感染の終息が見えず、畜産農家が疲弊する中、同郷の産業人としての立場から物心両面で支援しようと計画。同商議所のほか同商議所の青年部や女性会、高鍋SSグループなど計10団体が協力する。

 募金箱作りには関係者約30人が参加。2リットルのペットボトル約250本にナイフで募金の投入口を開け、募金を呼び掛ける紙を張って作業を進めた。

 町内約200カ所に口蹄疫終息宣言が出るまで設置する。同商議所が取りまとめ、口蹄疫被害を受けた人へ贈るという。

 同商議所青年部の岡田征浩会長は「口蹄疫問題は全業種に影響があり、ひとごとではない。何とかしなければという思い」と話していた。口蹄疫被害の支援募金箱を作る高鍋町の商業者