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5農場で感染疑い 川南と都農

(2010年5月13日付)

 県は12日、川南町の4農場と都農町の1農場で口蹄疫の感染疑いがある牛と豚を新たに確認したと発表した。飼育している計1604頭はすべて殺処分される。このうち、都農町で12頭を飼育している肉用牛繁殖農場には管理者が同じ関連農場が付近にあり、この農場の28頭も殺処分の対象となった。

 感染・感染疑いは76例、殺処分対象の家畜は7万8800頭(牛6272頭、豚7万2528頭)となった。県は13日以降、新たな家畜の移動・搬出制限区域を設定する。

 県口蹄疫防疫対策本部によると、5農場は養豚2、肉用牛肥育1、肉用牛繁殖2。

 各農場から11日、通報を受けた宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査し検体を採取。動物衛生研究所海外病研究施設(東京)の遺伝子検査で12日に陽性を確認した。

 また、73例目となった川南町の農場がこれまでの移動・搬出制限区域の中心にある農場(15例目)から南へ約2キロ離れていることから、新たな制限区域を設ける。