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公明・東副代表らが知事と意見交換

(2010年5月11日付)

 公明党の口蹄疫防疫対策本部(本部長・東順治副代表)は10日、県庁を訪れ、東国原知事らと口蹄疫の発生状況や防疫対策について意見交換した。

 同本部から東副代表ら国会議員4人と県議3人が参加。県から経緯と防疫態勢などについて説明があり、東国原知事が「現場の疲弊とショックは計り知れない」と農家に対する早急な生活支援の必要性を訴えた。東副代表は「国に言うべきことを言って、県をバックアップしたい」と述べた。

 さらに知事は「(現在の発生範囲から)4、5キロ外に移ったら、国の判断を仰ぎたい」と新たなガイドラインによる一定区域内の全頭処分の可能性についても言及した。

 これに先立ち、議員らは2例の発生疑いが確認されているえびの市も訪問。村岡隆明市長から「農家は精神的に限界が来ている」などと窮状を聞き、「終息後の農家の生活についても考え、対応できるようにしたい」と応じた。