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豚でも感染疑い拡大 川南の農場で12例目

(2010年5月1日付)
 県は30日、川南町の養豚農場で口蹄疫の感染疑いを新たに確認したと発表した。感染・感染疑いは12例目(同町9例目)。飼育頭数は1429頭で、今回の口蹄疫問題では最大規模。すべて殺処分される。豚から感染の陽性反応が出たのは、県畜産試験場川南支場(同町)に次いで2例目、民間の農場では初めて。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、4月29日に農場から宮崎家畜保健衛生所に症状を示す豚がいると通報。4頭から検体を採取し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で遺伝子検査したところ、30日に4頭とも陽性反応を確認した。

 今回の農場は同支場から西に約3キロ、1例目の農場(都農町)から南東に4キロ離れている。牛、豚の殺処分対象は計4369頭となった。

 また、県議会は30日、各会派の代表者会議を開き、1〜5日の連休中、緊急事態に備えるため2議員が県庁で待機することを申し合わせた。