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牛肉の香港輸出を一部再開へ

(2010年5月1日付)
 農林水産省は30日、本県での口蹄疫感染疑いの確認に伴って停止していた牛肉の輸出を、香港向けに限り一部再開すると発表した。本県などでの防疫措置について報告したところ、香港食物環境衛生署から、移動・搬出制限区域外で生産された牛肉に限って輸入を認めるとの連絡があったため。

 香港への牛肉輸出量は112トン(2009年)で、ベトナムに次いで2番目に多い。JA宮崎経済連によると、サーロインやヒレなど高級部位を中心に米国や香港などへの県産牛肉輸出量は約56トン(09年度)。このうち香港には22・7トンを輸出している。

 同経済連は「輸出をいつ再開するかは今後検討したい」としている。