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川南で11例目感染疑い 乳牛50頭殺処分へ

(2010年4月30日付)
 県は29日、川南町の農場で口蹄疫に感染した疑いのある牛が新たに確認されたと発表した。感染・感染疑いは11例目。飼育している乳牛50頭はすべて殺処分される。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、感染疑いが見つかったのは同町の酪農農場。28日に農場から「口蹄疫の症状を示す牛がいる」と宮崎家畜保健衛生所に通報があり、立ち入り検査して4頭から検体を採取。送付を受けた動物衛生研究所海外病研究施設(東京)が29日、2頭から陽性反応を確認した。

 この農場は1例目農場(都農町)から南東約3・4キロ、2例目農場(川南町)から北東約400メートルに位置し、同町での感染疑い例は8例目。一連の口蹄疫問題で殺処分されたか、対象となった家畜は2940頭となった。