ごーまんかまさせていただきます。
⑦.《『天皇論』でイザナキ・イザナミを「皇祖神」として描いた事実はありません》、と嘘を言い、明治天皇勅裁の皇統譜に背いて《皇統はイザナキ・イザナミはもちろん、それより前のアメノミナカヌシの神からも連続している》と公言し、小林さんに逆らって《「皇統」と「皇位」を切り離して「超新田教徒」になってしまった》、トッキーさんを社長としてどうなさるおつもりですか? その結果を見れば、小林さんに、他人の責任を追及する資格があるのかどうか、他人の出処進退を云々できる資格があるのかどうか、が分かると思います。ゴーマニスト「降格」準則
17.読者を欺こうとしたら降格! つづき
シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、神話について、こんなことを言っています。
「アメノオシホミミは、スサノオが生んだと神話に書いてある。そんなのは当たり前!
しかし、それでも、アメノオシホミミは天照大神の子であり、皇祖神は天照大神だ!
これが決定的に大事なことなのだぞ。」(『サピオ』平成22年7月14日)
ここでいう「天照大神の子」というのが「養子」という意味なら理解できますが、「生んだ子」という意味なら、理解不能です。「スサノオが生んだ子だが、実は、天照大神が生んだ子で、スサノオが生んだ子ではない。この説明を素直に受け入れることが決定的に大切なのだ」と言われて、「はい、そうですか」と言うためには「完全なる思考停止」(『サピオ』平成22年6月23日号56頁)しかありません。
この問題の唯一最大の争点は
「アメノオシホミミは誰が生んだのか」です。
小林さんは『天皇論』で「元々、天照大神は女性神である。ならば日本の天皇は女系だったと考えることもできる」と書きました。この主張は、アメノオシホミミが天照大神の生んだ子でなければ意味をなしません。何故なら、いくら天照大神が女性であっても、アメノオシホミミを生んだのではなく、弟の子を養子にしたのであれば、アメノオシホミミは天照大神を母とする女系ではなく、スサノオを父とする男系だからです。
そこで、私は高森さんの説に依拠して、「アメノオシホミミはスサノオが生んだ子なのだから男系と言えるのではないか」と主張したのです。
この私の主張を否定しようとすれば、すべきことはただ一つ。
アメノオシホミミはスサノオの生んだ子ではないと証明するしかありません。しかし、
そんなことは不可能です。それは小林さんも認めているように、「アメノオシホミミは、スサノオが生んだと神話に書いてある」からです。したがって、もう、この時点で論争の決着はついています。
ところが、誤りを認めたくない小林さんは、「皇祖神は天照大神なのか、スサノオなのか」という別の論点を持ち出すことによって、
本来の論点を見えなくするという作戦に出たのです。これが、小林さんが用いた詐術のからくりです。
ちなみに、小林さんが心の支えとしている田中卓先生ですら、著書の『教養 日本史』(昭和42年)の中で「根の国に行かれることになったスサノオの尊はアマテラス大神に会い、その清明心を証明するために誓約をされる。そしてアマテラス大神は女神を、
スサノオの尊はアメノオシホミミの尊などの男神を生まれた。これで、スサノオの尊に悪意のないことが明かとなり、互いに御子を交換された。」(2頁)と書いておられます。
子供を交換した時点で男系が女系に転換したのだ、という魔法のような説明でも持ち出さない限り、アメノオシホミミがスサノオの子であること、すなわち、男系の男子であることを否定することはできないでしょう。
○単なる「つぶやき」
小林さんによれば、私の文を読むと、文字には書かれていない「小林よしのりを信用するな!」という言葉が聞こえてくるらしいのです。本当だとすれば、口先では「文章が上手くない」とかなんとか言いながら、内心では「プロ」しか出来ない間接技が使える奴だと認めておられるということでしょうか? 素人だったら「ばか」とか「アホ」とか「カルト」とか、そんな直接的な表現しか使えませんからね。