関連記事
【支援策】義援金2次配分 処分農家以外も対象
知事、特例保護検討 ワクチン拒否の民間種牛
国富も清浄性確認 家畜移動・搬出制限続く
高総文祭参加判断を先送り 北海道高文連
農水省も宮崎応援 省内5食堂で初のフェア
感染防止へ異例の無観客試合 甲子園県予選
応援団ら「残念」 甲子園県予選無観客試合
農家「処分強制」なら訴訟も 民間種雄牛問題
【記者コラム】さんしょの実(日向支局)
作品販売、義援金に 西都市美術協会が展示会
県へ基金創設を申し入れ 社民党県議団
本県に処分家畜処理車導入を 農相が検討
【口蹄疫Q&A】ワクチン後に殺すのはなぜ?
高総文祭に北海道の7校不参加 畜産農家ら要請
早期終息を星に願う きょう七夕
国の防疫マニュアル初適用 宮崎市で県
民間種雄牛問題 納得いく方法を 知事定例会見
「終わりが見えない」 宮崎市3例目に落胆
全面解除は最短27日 宮崎市3例目も陽性確認
防疫徹底求める 山田農相

豚にも感染か 県畜試川南支場で5頭に症状
(2010年4月28日付)
県は27日、県畜産試験場川南支場(川南町)で飼育している豚のうち、5頭が口蹄(こうてい)疫の症状を示していると発表した。検体は検査中だが、感染疑いの確認を待たず、飼育する486頭をすべて殺処分する。豚に感染すれば、牛よりも伝染力が強いとされるため、防疫に一層の警戒が必要となる。県によると、同日午前10時ごろ、支場に勤務する獣医師が鼻の水泡や口、足のただれなど症状を示す豚5頭を発見した。検体は同日夜、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に送付。感染疑いの陽性反応は28日にも判明する。
家畜伝染病予防法では、感染疑いの段階で殺処分の対象となるが、県は「畜産農家を守るため」としていち早く自衛殺の方針を決定。27日夜から作業を始めた。埋却場所は支場敷地内を検討している。
同支場は県ブランド「宮崎ハマユウポーク」や「みやざき地頭鶏(じとっこ)」の品種改良に取り組んでいる。鶏には感染しないため、消毒を徹底した後、継続して飼育する。職員数は16人。豚舎の出入り前後に入浴するなど、口蹄疫発生前から入念な防疫態勢を敷いていたという。
地元も豚に症状が見つかったことでショックを隠せない。川南町対策本部長の内野宮正英町長は「豚同士では感染力が強まると聞いている。外に出ていないことを願う」と不安げ。町内の養豚農家は「(支場は)防疫態勢は最も優れているはず。一般農家ではどう侵入を防げばいいか不安は大きい。早急に感染ルートを解明してほしい」と口元を引き締めた。
農林水産省は29日に疫学調査チーム(6人)を派遣して、感染ルート解明に全力を挙げる。メンバーの一人、宮崎大農学部獣医学科の末吉益雄准教授は「牛の餌になる稲わらは豚の餌にはならない。共通の部分が分かれば、感染経路の解明につながるのでは」と話している。