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【相談】精神的不安解消へ 県2窓口設置
(2010年4月27日付)
口蹄疫問題で不安やストレスを抱える農家らの精神面をケアするため、県は26日、県精神保健福祉センターと高鍋保健所に電話相談窓口を設けた。「農家や周辺住民にとって災害に等しい」と位置づけ、心身の不調の兆候を早期に発見したい考えだ。同センターによると、地震や台風などの災害では、発生後1週間で被災者に急性ストレス反応や睡眠障害が表れ、1カ月後ごろから将来の生活に対する不安や蓄積した疲労、長い緊張状態によって心身の不調が起きるという。
いずれも一過性で大多数は自然に回復するが、ごく一部は立ち直れず、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やアルコール依存症に移行するケースもある。また、今回は大量の家畜を殺処分するなど防疫従事者の心身負担が大きく、災害救援者の「燃え尽き症候群」に似た症状も懸念されるという。
同センターの松尾祐子主任保健師は「終息などの先が見えず、『次はうちではないか』という心配もある。悩みを一人で抱えないでほしい」と積極的な活用を呼び掛けている。
相談時間はいずれも午前8時半〜午後5時15分。同センターTEL0985(27)5663、同保健所TEL0983(22)1330。