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川南町内県道一部を封鎖 農場周辺
(2010年4月26日付)
口蹄疫の感染疑いが川南町の近接農場で続発していることなどを受け、県は25日、感染疑い農場周辺を通る県道307号尾鈴川南停車場線の一部区間(1・5キロ)を一時封鎖することを決めた。家畜伝染病予防法に基づく、まん延防止措置の一環。同日午前8時半から28日午前8時半までの72時間、一般車両のほか人の通行も禁止される。また、JA尾鈴は同町の発生農場周辺から周囲約2キロの全畜産農家39戸に、畜舎や飼料置き場への鳥の侵入を防ぐ防鳥ネットを無償配布。各農家とも25日までに設置を終えた。
感染疑いの牛が確認された2〜5例目の農場は約400メートル圏内に位置する。
同JAは、農場間を行き来する鳥に着目。消毒剤の配布継続とともに、状況を見ながらネット設置農家も広げていくという。同JA畜産部の松浦寿勝部長は「食い止めに全力を尽くす。発生地域以外の農家もさらなる自主防衛をお願いしたい」と話している。
【写真】口蹄疫まん延防止のため一時封鎖された県道307号尾鈴川南停車場線=25日午後、川南町