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川南で牛4頭が7例目疑い 最大の725頭処分へ
(2010年4月26日付)
県は25日、口蹄(こうてい)疫に感染した疑いのある牛が川南町の肥育牛農場で新たに確認されたと発表した。殺処分の対象は725頭で、前回2000年に本県と北海道で発生した事例を含めても最大規模。感染確認、疑いは7例目となり、処分の対象となる家畜は計1108頭となった。県によると、24日朝に農場の専属獣医師から症状を示す牛がいると通報があり、宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査。5頭から検体を採取し、動物衛生研究所(東京)に送付。25日朝に遺伝子検査で4頭の陽性反応を確認した。
7例目は1例目農場(都農町)から南東3・5キロ、2例目農場(川南町)からは北東100メートルに位置している。
感染疑いが続発する中、殺処分など現場での防疫活動に当たる人員確保のため、県は農水省と他府県に家畜防疫員の派遣を要請。25日には国と愛知県や京都府など1府3県から11人が本県入りした。2、3日中にも12府県から増員される見込み。
また県は同日、口蹄疫防疫対策本部会議を開催。経過報告の後、本部長の東国原知事は「10年前の経験が通用しない規模になった感じだ。県内への拡散を絶対に阻止しなければならない」として、全庁での危機意識の共有を幹部らに呼び掛けた。