これはブログでなくHP(基本事項の記載完了)です。本HPには桜井淳の水戸事務所・カリフォルニア事務所・ニューヨーク事務所の(1)業務内容(2)日米大学での作業内容(3)米国活動内容(4)学術セミナー開催案内等を掲載しています。各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容(b)桜井経歴・哲学・著書(c)学術セミナー内容(d)米国での活動内容等が分かります。著作権・情報のオリジナリティを確保するために本HPのコピー・引用・電子媒体へのリンクは禁止します。事務所への連絡はアメーバ会員に手続きすれば右欄の「メッセージを送る」によって誰にでもできます。このHPのUSA版も公開中です。毎月、メルマガ「桜井淳&事務所スタッフの作業内容」を発行しています。
「原発のどこが危険か」(朝日新聞社、1995)__「原発事故の科学」(日本評論社、1992)
「新幹線「安全神話」が崩れる日」(講談社、1993)___「崩壊する巨大システム」(時事通信社、1992)
(32)「イスラエルの核開発解読セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 本論に入る前に、まず、イスラエルについての基礎的問題から入ります。
「イスラエル」という語は、「旧約聖書」に由来し、ヤコブがある者から授かった「神の勝者」の意味を有します(旧約聖書」の「創世記」32章24-29節「ペヌエルの格闘」)。語源はヘブライ語の「イシャラー(勝者)」と「エル(神)」からの合成語に由来しています。後に建国されたイスラエル王国(紀元前926年にイスラエル王国がイスラエル北王国とイスラエル南王国に分裂)に引き継がれ、1948年に建国されたイスラエル(現在、面積2万平方km、人口700万人、公用語ヘブライ語・アラブ語、宗教はユダヤ教76.1%・イスラム教16.2%・キリスト教2.1%)の国名の由来になっています。
(旧約聖書」の「創世記」32章24-29節「ペヌエルの格闘」。皆を導いて川を渡らせ、持ち物を渡してしまうと、ヤコブは独り後に残った。そのとき、何物かが夜明けまでヤコブと格闘した。ところが、その人はヤコブに勝てないとみて、ヤコブの腿の関節を打ったので、格闘しているうちに腿の関節がはずれた。「もう去らせてくれ。夜が明けてしまうから」とその人は言ったが、ヤコブは答えた。「いいえ、祝福してくださるまでは離しません。」「お前の名は何というのか」とその人が尋ね「ヤコブです」と答えると、その人は言った。「お前の名はもうヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったのだから。」)
今日のパレスチナ問題は、アラブ人を中心としたパレスチナ人が住んでいた所にユダヤ人が入ってきたことに起因する政治問題です。世界のユダヤ人と米国がイスラエルを支援し、イスラム教圏内のエジプト・イラク・レバノン・サウジアラビア・シリア・ヨルダン等がパレスチナを支援しています。
パレスチナ問題の根源は英国国際政治に起因しています。と言うのは、歴史的に見れば、ローマ帝国からオスマントルコ帝国へ、その後、英国は、第一次世界大戦でオスマントルコ帝国からパレスチナを奪ったことにより、パレスチナは、英国の統括領だったためです。英国は、第一次世界大戦に勝利したら国家を持っていないユダヤ人の新国家を承認すると宣言したため、世界に散っていたユダヤ人は、パレスチナの土地を購入しました。
「旧約聖書」の「出エジプト記」に拠れば、ユダヤ人は、神との契約により、永遠の約束の地であるカナン(古代パレスチナの一部)を手にし、紆余曲折後、戦後、世界に散っていた人々が再びパレスチナの地に入りました。しかし、その問題をアラブ人からなるパレスチナ側から見れば、自身の住み慣れた母屋(パレスチナ)に他人が入り込んできて、かつての住人に対して、裏庭の小屋(ヨルダン川西岸とガザ地区)に出て行けと言われているに等しいのです。いまのイスラエル・パレスチナ問題は、歴史的には、「「出エジプト記」(正確にはモーセ五書「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」)まで遡らなければならない大変複雑な問題です。
ここから本論に入ります。
イスラエルの核生産施設はイスラエル南部に位置するネゲブ砂漠の中のディモナにあります。ディモナの仏国技術により建設された熱出力24MWプルトニウム生産炉(重水減速型重水冷却炉、天然ウラン燃料)は、1963年に運転を開始し、1977年から本格的なプルトニウム生産に入った。
あえて分類すれば、インドのヒンドゥー教の核、パキスタンのイスラームの核、イスラエルのユダヤ教の核、(もし実現すればイランのイスラーム教の核)となります。イスラエルとイランの核の位置づけが重大な意味を持ちます。神は自衛のための核を選択したのかという問題が浮上してきます。「旧約聖書」等の各聖典から生存と自衛の考え方の考察を行います。
イスラエルは、核を保有している強みから、自国の安全保障のために、1981年、F16戦闘機(MK-84爆弾2発搭載)からなる8機編成により、ヨルダンとサウジアラビアの領域侵犯してイラク西部から、イラクのバクダッド郊外に仏国技術によって建設中の完成真近のオシラク原子炉(仏語のオリシスとイラクの合成語、プルトニウム生産炉)を空爆破壊しました(「バビロン作戦」と命名、計16発の投下MK-84爆弾のうち14発が原子炉建屋に命中)。さらに、2007年にも北朝鮮技術によると推定されていたシリアの建設中の原子炉を空爆破壊しました(建物構造の類似性から北朝鮮との関係が疑われていただけで、決定的な証拠は見出されていませんでした)。それに対して、イラクとシリアは、核による報復攻撃を恐れ(桜井推定)、反撃しませんでした。
核保有国で核実験していないのはイスラエルだけです。イスラエルの核設計技術からすれば、核実験していなくても兵器としての信頼性に疑問が投げかけられるほどではありませんが、厳密な議論はできない状況であって、「未知の領域の核」と定義しておきましょう。
10:00-11:00 産業技術力
11:00-12:00 熱出力24MWプルトニウム生産炉(仏国から導入した重水炉)・再処理工場(仏国から導入した技術、年間プルトニウム抽出量約40kg、年間ウラン処理量推定十数t)
昼休みには偕楽園公園散歩
13:00-14:00 ディモナにあるプルトニウム生産炉で1977年からエンジニアとして働いていたモルガディ・バヌヌ氏(1988年にイスラエル国家機密漏洩罪で18年の懲役刑を言い渡された)による1986年にロンドンの「サンデー・タイムズ」に公表した証言内容
14:00-15:00 核設計能力及び核保有数(モルガディ・バヌヌ氏の証言に拠れば200個、核実験回数0回)
15:00-16:00 核搭載ミサイル配備数80機(「朝日新聞」2009.7.28付朝刊)
(米国2702機(1030回、初実験1945年)、ロシア4834機(715回、1949年)、英国160機(45回、年1952)、仏国300機(210回、1960年)、中国186機(45回、年1964)、インド60-70機(6回、1974年)、パキスタン60機(6回、1998年))(「朝日新聞」2009.7.28付朝刊、ただし初実験年は桜井が補足)
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(物理学者、日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「核設計メモ」(200字原稿用紙50枚相当)
(5)応募資格 イスラエルの核開発に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(33)「北朝鮮の核開発解読セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 北朝鮮の原子力研究施設・性能、プルトニウム生産炉・再処理施設、核設計技術力、独自設計の商業用原子力発電所(黒鉛減速型炭酸ガス冷却炉、建設中段中)、核保有数の根拠について分析します。ヒラリー・クリントン国務長官は、2010年3月に開催された米国内での講演において、「米政府は何でも把握している、北朝鮮の核保有数が1-6個であることも」と示唆していましたが、桜井の炉物理理論と炉物理実験を基にした推定では5-6個です(2008年に韓国政府が発表した10個という数字は、安全保障上の保守的な評価結果と推定されます)。個数の相違は1個当たりのプルトニウム239量(正確な数字は未公表)を現実的にどのくらいに見積もるかに起因しています。
核の小型化の意味は、爆発力を小さくすることではなく、できるだけ大きな爆発力を維持して、ミサイル搭載条件の1t以下に軽量化することを意味しています。初期のごく普通の爆発力の場合、総重量は、プルトニウムの量(推定約8kg)で左右されるのではなくて、鉄容器や火薬の重量(推定約数t)で決まります。よって、軽量化とは、鉄容器や火薬の重量をミサイル搭載条件の1t以下にすることです。
北朝鮮の核についての確実な証拠は米国でも把握していません。日本での議論の内容は、マンハッタン計画時代の情報を基に、核の一般論に過ぎません。その意味では推定のレベルです。日本の議論では非常に基礎的な小型化の意味さえ理解できていません。
根拠は明確にされていませんが、核保有国とは、200個以上の核を保有している国のことです。そのため、北朝鮮は、国際的には正式に核保有国扱いされていません。
10:00-11:00 原子力研究施設・性能(臨界実験装置・熱出力5MWスイミングプール型研究炉等)
11:00-12:00 熱出力5MWプルトニウム生産炉(年間プルトニウム生産量約30kg)・再処理施設(年間ウラン処理能力約10t)
昼休みには偕楽園公園散歩
13:00-14:00 核設計技術力
14:00-15:00 独自設計の商業用原子力発電所(黒鉛減速型炭酸ガス冷却炉、建設中断中)
15:00-16:00 核保有数5-6個の推定根拠
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(物理学者)
(4)配布資料 ①桜井「核設計メモ」(200字原稿用紙50枚相当)
(5)応募資格 北朝鮮の核開発に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(34)「イランの核開発解読セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 イランは、米国や国際原子力機関の警告を無視して、濃縮ウラン型の核を開発中です。その技術力を解読します。
10:00-11:00 原子力研究施設
11:00-12:00 商業用ブシェール原子力発電所(ロシア型100万kW級加圧水型軽水炉VVER-1000、1基運転中、1基建設中)
昼休みには偕楽園公園散歩
13:00-14:00 遠心分離機約5000台による濃縮ウラン生産能力(日本原燃六ヶ所村ウラン濃縮施設の遠心分離機約25000台による微濃縮ウラン生産能力1050swut)
14:00-15:00 核設計技術力
15:00-16:00 ミサイル設計技術力(北朝鮮のノドンミサイルを基に設計、標的は核搭載ミサイルを80機配備しているイスラエルとされています)
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(物理学者)
(4)配布資料 ①桜井「核設計メモ」(200字原稿用紙50枚相当)
(5)応募資格 イランの核開発に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(22)「高速増殖炉安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 炉物理理論・炉物理実験・原子炉安全解析を体系化。
10:00-11:00 熱中性子炉と高速炉の特徴と安全性
11:00-12:00 世界の高速増殖炉開発の現状
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 高速増殖炉実験炉「常陽」・原型炉「もんじゅ」・実証炉概念設計の現状
14:00-15:00 高速増殖炉使用済み燃料の再処理技術開発の現状
15:00-16:00 日本の核燃料サイクルの現状と将来計画
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.2.4)
(5)応募資格 高速増殖炉の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(23)「六ヶ所村核燃料再処理工場安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 1995年8月(建設初期の耐震設計調査)、2006年4月(使用済み燃料による試験再処理の開始時)、2010年2月(ガラス固化体製造施設)の日本原燃六ヶ所村再処理工場の現地調査を基に体系化したものです。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 核燃料サイクル施設各論と経済性評価(英仏日比較論)
11:00-12:00 再処理工場工程各論(Ⅰ)使用済み燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 再処理工場工程各論(Ⅱ)溶解工程・分離工程の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)
14:00-15:00 再処理工場工程各論(Ⅲ)MOX燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴
15:00-16:00 再処理工場工程各論(Ⅳ)日本特有のウラン・プルトニウム混合抽出法と核不拡散政策
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 排気筒からのクリプトン85等の大気拡散
11:00-12:00 排水管からのトリチウム等の海洋拡散
13:00-14:00 農作物・海産物への濃縮影響評価
14:00-15:00 人体への被ばく評価
15:00-16:00 放射線線量率のモニタリングと環境安全性評価
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.2.4)
(5)応募資格 再処理工場の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(24)「原子力発電所の大事故の影響評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 講義内容は、桜井淳所長が2009年11月14日に日本科学技術社会論学会第8会研究大会で口頭発表した「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(予稿集pp.40-43(2009))を基に詳細化したものです。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 日米の原子力賠償法
11:00-12:00 日米で実施された原子力発電所の大事故の影響評価法と結果(歴史的経緯)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 米国で開発された確率論的安全評価法(PSA)
14:00-15:00 PSAレベル1(炉心損傷確率評価)、PSAレベル2(ソースターム評価)、PSAレベル3(影響評価)、PSAレベル4(地震等外的要因評価)
15:00-16:00 日米の影響評価結果の比較と日本の課題
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 米原子力委員会「原子炉安全性研究」(WASH-1400(1975))の方法と結果
11:00-12:00 米原子力規制委員会「苛酷事故リスク」(NUREG-1150(1991))の方法と結果
13:00-14:00 京大原子炉実験所の故・瀬尾健氏と小出裕章氏による方法と結果
14:00-15:00 小出氏計算結果の妥当性(WASH-1400の死者数より三桁多い要因分析 ; ①人口密度差で約一桁、②被ばくリスク係数差で約一桁、③米国物理学会報告Rev.Mod.Phys.,Suppl.1,No.1(1975)で提起された成果の考慮で約一桁)
15:00-16:00 ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))、②日本科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」へ投稿する原著論文(作成中)、③桜井「原発システム安全論」(日刊工業新聞社、1994)(内容はNUREG-1150の分析と日本の実機へのPSAレベル1適用例)
(5)応募資格 原子力発電所の大事故の影響評価法と結果に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(25)「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題と社会的受容条件セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全性や日本独自の技術開発「オメガ計画-核変換技術開発-」を生かす原子力政策について提案する。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 核燃料サイクル各論
11:00-12:00 核燃料再処理工場と高レベル廃棄物ガラス固化体
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題
14:00-15:00 米国・スウェーデン・フィンランド等の高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地と地質
15:00-16:00 科学技術社会論の視点から経済産業省と原子力発電環境整備機構による高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件の考察
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 米国による使用済み燃料高レベル廃棄物方式及び欧州先進国・日本による高レベル廃棄物ガラス固化体方式の比較
11:00-12:00 日本のオメガ計画「核変換技術」
13:00-14:00 再処理廃液核種の群分離技術及び大強度陽子加速器による核変換技術
14:00-15:00 大強度陽子加速器による核変換技術開発の現状と商業技術化の可能性
15:00-16:00 未来型核燃料サイクル技術の社会的受容条件
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「クロストークエネルギー第11回人類は原子力エネルギーをコントロールできるか」(電気新聞web放送、2009.10.30と11.6)、④桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の地層処分」(「フジサンケイビジネスアイ」の「論風」欄、2009.8.7付)、⑤桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件」(書き下ろし論文)
(5)応募資格 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(26)「原子力ナショナル・プロジェクト評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 この内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる原研と動燃の組織メカニズムの観測・分析、動燃技術開発報告書「動燃技報」の記載内容の分析、原子力機構・電源開発・東京電力・日本原燃・電事連への聞き取り調査を基に、独自の考察を行いました。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 国産動力炉開発を担う動燃創立の政治学
11:00-12:00 原子力ナショナル・プロジェクト「ウラン濃縮」「再処理」「新型転換炉」「高速増殖炉」の概要
(再処理は、フランスからの技術導入にともなう運転管理が主であるため、以下の議論では省略します。)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 遠心分離器原型技術の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2001-004の分析)
14:00-15:00 新型転換炉原型炉「ふげん」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-004の分析)
15:00-16:00 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-003の分析)
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 技術開発論(桜井所長の経験と斉藤優「技術開発論」(文眞堂、1989)を基に体系化・論理化)
11:00-12:00 考察1-新型転換炉実証炉の建設中止問題(経済性)-
13:00-14:00 考察2-高速増殖炉実証炉の課題(経済性)-
14:00-15:00 考察3-原子力委員会の課題(経済性を有する商業技術となる実用技術の開発のための政策策定)-
15:00-16:00 考察4-電気事業連合会の課題(国産技術の育成)-
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅰ」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.8))、②桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅱ」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.9))、③桜井「日本における原子力ナショナル・プロジェクトの合否判定基準と新評価モデルの提案」(米科学社会学会・科学技術社会論学会2010年合同学会での英語口頭発表予稿原稿及び英文原著論文、作成中)、④「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 原子力ナショナル・プロジェクトに興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(27)「核不拡散にかかわる政策的・技術的問題セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる関連施設(主に六ヶ所村の核燃料サイクル施設のうちウラン濃縮工場と再処理工場、その他、サイクル機構の再処理工場とプルトニウム加工工場)の見学と聞き取り調査、これまでいくつかの大学・研究会・一般講演で講演した断片的な話題を体系化・論理化したものです。
初級コース(1日目) 核不拡散一般論
10:00-11:00 米核不拡散政策
11:00-12:00 核燃料サイクル施設の概要
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 ウラン濃縮工場と再処理工場の詳細
14:00-15:00 国際原子力機関(IAEA)の査察法と頻度
15:00-16:00 ウラン濃縮工場による施設部分的改造による兵器級濃縮ウラン生成及び再処理工場の部分的改造による単体プルトニウム抽出の技術的可能性と防止法
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目) 炉物理詳細論
10:00-11:00 核設計に必要な核データ
11:00-12:00 マンハッタン計画時代の核兵器設計技術(Po-Be方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)
13:00-14:00 マンハッタン計画後の核兵器設計技術(ブースター方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)
14:00-15:00 すべての型式の原子炉により"燃料燃焼の最適化"によって兵器級プルトニウム生成は可能
15:00-16:00 3年間燃料燃焼の通常運転方式で生成された軽水炉プルトニウムによる核兵器製造上の致命的問題-"軽水炉プルトニウム"による実戦配備核兵器はなぜ存在しないのか-
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文 ①桜井「日本の核物質防護体制の現状分析」、②桜井「核設計メモ」(200字原稿用紙50枚相当)
(5)応募資格 核不拡散に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(28)「医療モンテカルロセミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 ガン治療に光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各種放射線が利用されています。今後、各県に高エネルギー陽子加速器が設置される予定ですが、その施設では、陽子ビームロスに起因する加速器構造材との各種核反応で生じる中性子・光子の遮蔽設計が重要になります。さらに、患者に対する最適照射条件の設定や照射線量評価には、モンテカルロシミュレーションが効果的です。このセミナーでは、光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各分野における特徴とモンテカルロシミュレーションでの対応法について考察します。
10:00-10:30 医療モンテカルロの定義と特徴
10:30-11:00 汎用モンテカルロシミュレーション計算システムの提案
11:00-12:00 高エネルギー陽子加速器施設の中性子・光子遮蔽設計
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 光子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
14:00-15:00 中性子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
15:00-16:00 陽子・重イオン等の荷電粒子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井・他「モンテカルロ法による医療施設設計及び照射野線量評価の現状と課題」、日本原子力学会会誌、Vol.49,No.11-12,pp.26-30(2007)
(5)応募資格 医療モンテカルロに興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(29)「日本の科学技術政策セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 桜井所長の原研と東大での経験と「科学技術白書」に基づく日本と欧米先進国の科学技術政策の構造分析の体系化。
10:00-10:30 国際比較対象国
10:30-11:00 日本の科学技術政策の歴史的考察
11:00-12:00 「科学立国」が目指す科学技術政策の考え方
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 研究費の組織別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較
14:00-15:00 研究者数の分野別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較
15:00-16:00 日本の科学技術政策の特徴と国際的位置づけ
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「日本の科学技術政策の歴史的考察」
(5)応募資格 科学技術政策に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(30)「神学哲学セミナー」(10年間の準備後の2020年頃から開始、準備中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 2009年4月から東大大学院人文・社会系研究科で研究している研究対象としての神学哲学と過去30年間の欧米等での見聞を基に体系化した神学文化論。
東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11(奥が____東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11
安田講堂、左側がゼミ室のある法文1号館、
右側が文献調査に利用している宗教学・宗教
史研究室図書室のある法文二号館)
初級コース(1日目) 基礎論
10:00-11:00 【世界二大民族宗教】ユダヤ教
11:00-12:00 【世界二大民族宗教】ヒンドゥー教
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 【世界三大世界宗教】仏教
14:00-15:00 【世界三大世界宗教】キリスト教
15:00-16:00 【世界三大世界宗教】イスラーム教
16:00-16:30 自由討論
上級コースⅠ(2日目) 宗教文化論
10:00-11:00 【現地調査】イスラエルの神学遺跡
(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)
11:00-12:00 【現地調査】欧米の歴史的寺院(建築技術)
(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)
13:00-14:00 【現地調査】奈良の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.7.31)
14:00-15:00 【現地調査】京都の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.9.18-19)
15:00-16:00 【現地調査】鎌倉・北鎌倉の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.11.14)
16:00-16:30 自由討論
上級コースⅡ(3日目) 宗教文化論
10:00-11:00 【現地調査】都内の歴史的寺院
(2009年4月以降の第1回調査2009.4.10、第2回調査2009.10.9、第3回調査2010.2.22、第4回調査2010.5.7)
11:00-12:00 【現地調査】茨城県の歴史的寺院
(2009年4月以降の第1回調査2010.1.26、第2回調査2010.1.29、第3回調査2010.5.1、第4回調査2010.5.2、第5回調査2010.5.19)
13:00-14:00 仏教建築への視点
14:00-15:00 仏教美術への視点
15:00-16:30 自由討論
(2009年4月以前の1979.10-2009.3に撮影したイスラエルの神学遺跡と欧米の歴史的寺院の写真は、昔のカメラで撮影しており、簡単に添付できないため、いかにしたらきれいに掲載できるか編集法を検討中です。)
(直接、研究テーマにかかわる視点での詳細な写真は、オリジナリティの観点から、掲載できません。)
(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中
(5)応募資格 神学哲学に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(31)「哲学セミナー」(10年間の準備後の2020年から開始、準備中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 20歳を起点として、これまでの約40年間の問題意識と東大の大学院総合文化研究科と大学院人文・社会系研究科での研究成果を基に、独自の哲学の体系化を試みました(10年計画で学会論文誌に数編の原著論文を執筆後に開講する予定です)。
東大駒場正門________________________________________東大本郷正門
初級コースⅠ(1日目) 旧約聖書及び古代ギリシャ哲学
10:00-11:00 モーセ五書(「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の神学哲学)
11:00-12:00 ソクラテス
昼休みには偕楽園公園散歩
13:00-14:00 プラトン
14:00-15:00 アリストテレス
15:00-16:00 自由討論
初級コースⅡ(2日目) 近代哲学から現代哲学へ
10:00-11:00 デカルト
11:00-12:00 スピノザ(ユダヤ人、神学哲学)
12:00-13:00 カント(神学哲学)
13:00-14:00 ヘーゲル(論理学)
14:00-15:00 マルクス(ユダヤ人、社会経済哲学)
15:00-16:00 ダーウィン(自然哲学)
16:00-16:30 自由討論
初級コースⅢ(3日目) 仏教哲学
10:00-11:00 【仏教開祖】釈迦(信者は釈尊と呼ぶ)(BC468年誕生-388年から383年までの間に入滅、学術的に明確になっていない)
11:00-12:00 【天台宗、現在信徒数約150万人】最澄(767-822)
12:00-13:00 【真言宗、約1100万人】空海(774-835)
13:00-14:00 【浄土宗、約647万人】法然(1133-1212)
14:00-15:00 【浄土真宗、約1300万人】親鸞(1173-1262)
15:00-16:00 【曹洞宗、約150万人】道元(1200-1253)
16:00-17:00 【日蓮宗、約1000万人】日蓮(1222-1282)
17:00-17:30 自由討論
上級コース(4日目) 研究視点
10:00-12:00 東大の「技術の哲学」(技術論)の分析
13:00-16:30 自由討論(古代哲学から現代哲学まで)
(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中
(5)応募資格 哲学に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)