大相撲中継すべき４６％　ＮＨＫに視聴者から２０００件超の意見

　ＮＨＫが大相撲名古屋場所（１１日初日）の生中継をしないことを発表した６日午後４時３０分から７日正午までに視聴者から寄せられた意見は２０００件あまりで、このうち大相撲中継について、「中継すべきでない」が２７％で、「中継すべき」が４６％だったことが分かった。

　５日までに寄せられた意見は１万２６００件以上あり、このうち中継反対は６８％で賛成は１３％。中止発表後には意見が逆転し、中継を望む声が上回った。

　生中継の代わりに総合テレビとＢＳ２で午後６時台に放送するダイジェスト番組「大相撲　幕内全取組」の概要が発表された。土曜、日曜、祝日は午後６時１０分から３０分間、平日は午後６時３０分から２２分間の番組。アナウンサーのみの出演となる。

　ある民放関係者は「初日はかなり視聴率を取るだろう」と話した。

　この日定例会見のあったＴＢＳの石原俊爾社長は中継へ進出する可能性について「（相撲界が）正常な状態ではなく（スポンサーなど）営業的に成り立つかどうか。ＴＢＳとしては取りに行きません」と断言した。