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【大相撲】

賜杯、総理大臣杯など辞退 相撲協会、名古屋場所で

2010年7月7日 20時23分

 日本相撲協会は7日、野球賭博問題などに配慮して、名古屋場所の千秋楽(25日)で幕内優勝力士に贈られる天皇賜杯、内閣総理大臣杯などすべての表彰を辞退すると発表した。持ち回り理事会で決めた。表彰の申し出があった関係者には、既に連絡したという。優勝賞金(1千万円)や優勝旗、三賞など相撲協会による表彰は従来通りに行う。

 相撲協会広報部によれば、1926年春場所(1月)から贈られている天皇賜杯の辞退は初。内閣総理大臣杯は68年初場所から贈られているが、これも初めての辞退となった。同協会によれば、千秋楽恒例の優勝パレードの実施は未定。優勝額の贈呈をしないことも検討しているという。

 相撲協会は広報部を通じて「名古屋場所を反社会的勢力と決別し、再生に歩み出す場所と考えており、協会外からの表彰を受けるのは適切でないと判断した」との文書を発表した。

 名古屋場所担当部長の二所ノ関理事(元関脇金剛)は「寂しいが、一連の問題に対して全体で責任を取るということだ。真摯に受け止めなければならない」と話した。

(共同)
 

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