「リコール逃れだ」添田町長辞職願に住民団体批判
寺西副町長(右)の訓示を聞く町職員ら
添田町の山本文男町長(84)が5日、辞職願を提出したことを受け、住民団体「山本町長をリコールする会」(矢野一義代表)のメンバーは6日、町内で記者会見を行い、「町長はこのまま引退してほしい」などと訴えた。
辞職願提出で町長の解職の是非を問う住民投票が行われない見通しとなったことについて、矢野代表は「住民投票から逃げる卑劣な行為だ」と批判した。
松本雄二町議は、山本町長が出直し町長選に出馬する可能性に触れ、「おそらく出馬するだろうが、できれば引退してほしい」と語った。
町役場では、寺西明男副町長が6日朝、約80人の職員に「(辞職を巡る)様々な情報が飛び交うことが予想されるが、惑わされることなく職務にまい進してほしい」と訓示した。
町議会の浦野信義議長は9日、辞職願の提出を町選管に通知する方針で、その翌日から50日以内に出直し町長選が実施される。
一方、麻生知事は6日の定例記者会見で、山本町長の辞職願提出について、「非常に責任感が強く、誇り高い人物。(このままでは)町政が混乱すると考えたのではないか」と推し量った。
(2010年7月7日 読売新聞)