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大阪の繁華街・梅田で7日午後1時30分ごろ、岡部まり氏(50)=民主・大阪=、前原誠司国土交通大臣(48)らが乗る選挙カーに向け、男が「前原~!!」と叫びながら石を投げた。石は少なくとも3つあり、1つは選挙カー上部の看板に命中。前原大臣や岡部氏らに当たることはなく、けが人はなかった。男はすぐ警備の警察官に取り押さえられ、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の容疑で現行犯逮捕されたが、現場は一時騒然となった。
多くの人が行き交う、大阪・梅田のヨドバシカメラ前。岡部氏の応援演説に駆けつけた前原大臣が、選挙カーの上で演説を始めた午後1時30分過ぎだった。聴衆の間から「前原~!!」と男の大声がかかると「ボゴン」という鈍い音。前原大臣に向けて男が投じた石の1つが、選挙カーの「岡部まり」の名前が入った看板の「部」の部分に当たり、へこみが生じた。
すぐさま警護のSPや警察官など数人が駆け寄り、男を現行犯逮捕し、連行した。周囲は一時騒然となったが、混乱はなかった。府警によると、男は大阪・寝屋川市在住の無職・豊田友一(ともかず)容疑者(70)。持っていた石を数個投げたとみられ、投石した動機については「政党(民主党)が嫌い」と供述している。
現役大臣らに投石した豊田容疑者は、黒いキャップをかぶり、サングラスをかけた小柄な男。選挙カー上では、SPが防弾具を前原大臣の前に広げてガードしたが、前原氏は何事もなかったかのように、騒動には触れずに演説を続行した。
石は、選挙カーの上にも2つ残っていた。車上にいた岡部まり氏の選対事務局長・渡辺義彦衆院議員(53)は「(石の軌跡が)ライナーではなく、放物線だったので怖さは感じなかった。誰も動じてませんでした」と説明。ただ、岡部氏は「投石は、SPの人から『大丈夫ですか?』と聞かれ、後から知った」といい、「相手の方(豊田容疑者)の気持ちが測り知れませんが、そりゃあ怖いですよ」。七夕とあって、朝顔柄の浴衣姿だったが、リラックスどころではなかったようだ。
前原、岡部両氏のほかにもけが人は出なかったが、石は直径4~5センチ程度で、砕石のようなゴツゴツしたもの。もし、車上まで届いた2つの石が人に当たっていれば、大けがになった可能性もあり、岡部氏は「立つ位置取りがズレていたら、2人とも当たっていたかも」と振り返った。
◆大阪選挙区の候補者
大川朗子(社新)
北川イッセイ(自現)
尾立源幸(民現)
清水忠史(共新)
浜野夕希子(創新)
深田敏子(幸新)
川平泰三(み新)
岡部まり(民新)
山分ネルソン祥興(改新)
石川博崇(公新)
(2010年7月8日10時55分 スポーツ報知)