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口蹄疫被害宮崎に選挙カー専用消毒車

 牛や豚など家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫の感染拡大に見舞われた宮崎県は1日、県内全域に出していた非常事態宣言を一部解除したが、参院選の宮崎選挙区の候補者3人は、10日までの選挙活動期間中に大規模集会を一切行わない“非常事態選挙”を継続する。

 自民党現職の松下新平氏(43)の陣営では、選挙カーとセットで「選挙カー専用消毒車」と名付けた軽トラックを同行させている。選挙カーのタイヤと車体下部、そして車体底に入念に消毒液を噴霧する車だ。6月24日の公示以降欠かさず、毎日250リットルの消毒液を噴霧している。

 同陣営は「仕方ないとです。こうでもせにゃ街頭演説は打てん。選挙カーがあちこち行って、ウイルスをまき散らすことになってはいかんですから」と説明した。宮崎県では牛や豚などの家畜に、強烈な感染力を持つ口蹄疫が発症した。急速に感染が拡大して6月5日から殺処分が始まり、5市6町で27万6049頭の牛や豚が感染を食い止めるために処分され、埋められた。

 県では5月18日から全県に非常事態宣言を出したことで、選挙で定番の大型ホールでの講演会も一切行われていない。3陣営では感染被害が深刻で、7月16日まで家畜の移動制限が解除されない川南、木城、新富、都農、高鍋の5町からなる児湯(こゆ)地区では一切街宣はしていない。非常事態が一部解除されても、選挙戦は非常事態が続いている。【寺沢卓】

 [2010年7月2日9時43分 紙面から]


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