青少年への不健全図書の販売規制と表現の自由 [今日のひとりごと]
高速神戸電鉄~小野市
片道2時間電車に乗ると、さすがに疲れる。。。
でも、空いていることと、田園風景がきれいなことが救い。
******
次は大阪にも動きが出てくるだろうし、
気になるので、青少年育成条例について少し調べてみた。
青少年育成条例は、青少年の環境の整備と、
青少年の福祉を阻害するおそれのある行為を防止することで、
青少年の健全な育成を図ることを目的とした条例である。
東京都の条例には、都民の権利を不当に侵害しないこと、
青少年の人権を尊重すると共に、青少年の身体的・精神的特徴に
配慮しなければならないと明記されている。
優良図書類等の推奨と表彰
不健全図書類の販売等の規制
罰則規定
調査、審議は、東京都青少年健全育成審議会で行われる。
審議委員の内訳は
1.業界に関係を有する者
1.青少年の保護者
1.学識経験者
1.関係行政機関の職員
1.東京都の職員
各3人以内
表現の自由を規制するものではなく、
あくまでも不健全図書に指定されたら、
青少年には販売できなくなるという内容だ。
騒ぎになっているのは下記の改定案だ。
「非実在青少年」を相手方とする
又は「非実在青少年」による性交
又は性交類似行為に係る「非実在青少年」の姿態を
視覚により認識することができる方法で
みだりに性的対象として肯定的に描写することにより、
青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、
青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるものを
青少年に対する販売、頒布、貸付、観覧を
規制するよう努力規定が定められている。
そのうち、「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもので、
青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく阻害する」ものを
「不健全図書」の対象と定めている。
この対象には、マンガ、アニメ、ゲームなどが含まれているとされている。
上記のように、努力規定と不健全図書指定に分けられている。
実際、マンガ・雑誌をSEANで調査したときに、
手足を縛られ強姦された主人公の高校生の女の子が、
後にその加害者である男子中学生と恋仲になって、
「順番違いだらけの恋だけど、君の強引な論理が
正解へと導いてくれるから…」と
ハッピーエンドになるマンガを読んで、
そのストーリーに愕然としたことを覚えている。
そのマンガは少女マンガ誌に掲載されたもので、
たぶん小学生から読まれていると推測される。
また、女性性を性的な対象物として描くものや、
支配し、性奴隷として扱うようなゲームなども
氾濫している。
これまで、男の子たちには許されてきた、
「性」への謳歌が、女の子にも許されることは
奨励されるべきことだと私も思う。
しかし、「性」を使った暴力が正当化される表現は、
許されるべきものではないし、青少年に間違った性情報を
提供して欲しくない。
それでなくても、教育現場における性教育へのバッシングによって、
性教育の推進が低迷している現状があるのだから、
そんなものを野放しにしていることは、
とても危険なことなのである。
ただし、このようなマンガが不健全図書にあげられるかどうかは、
審議会にゆだねられているわけで、
より過激さを増しているコミック本やアニメ、ゲームなどの
「性」描写が、ここまで流通している現代社会において
そんなに簡単に規制されるとは考えにくい。
再度、都議会では改正案が提出されるということだが、
充分な議論を経て、より的確で効力のある条例改定を
行って欲しいものだと、都民ではないけれど切に願う。
片道2時間電車に乗ると、さすがに疲れる。。。
でも、空いていることと、田園風景がきれいなことが救い。
******
次は大阪にも動きが出てくるだろうし、
気になるので、青少年育成条例について少し調べてみた。
青少年育成条例は、青少年の環境の整備と、
青少年の福祉を阻害するおそれのある行為を防止することで、
青少年の健全な育成を図ることを目的とした条例である。
東京都の条例には、都民の権利を不当に侵害しないこと、
青少年の人権を尊重すると共に、青少年の身体的・精神的特徴に
配慮しなければならないと明記されている。
優良図書類等の推奨と表彰
不健全図書類の販売等の規制
罰則規定
調査、審議は、東京都青少年健全育成審議会で行われる。
審議委員の内訳は
1.業界に関係を有する者
1.青少年の保護者
1.学識経験者
1.関係行政機関の職員
1.東京都の職員
各3人以内
表現の自由を規制するものではなく、
あくまでも不健全図書に指定されたら、
青少年には販売できなくなるという内容だ。
騒ぎになっているのは下記の改定案だ。
「非実在青少年」を相手方とする
又は「非実在青少年」による性交
又は性交類似行為に係る「非実在青少年」の姿態を
視覚により認識することができる方法で
みだりに性的対象として肯定的に描写することにより、
青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、
青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるものを
青少年に対する販売、頒布、貸付、観覧を
規制するよう努力規定が定められている。
そのうち、「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもので、
青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく阻害する」ものを
「不健全図書」の対象と定めている。
この対象には、マンガ、アニメ、ゲームなどが含まれているとされている。
上記のように、努力規定と不健全図書指定に分けられている。
実際、マンガ・雑誌をSEANで調査したときに、
手足を縛られ強姦された主人公の高校生の女の子が、
後にその加害者である男子中学生と恋仲になって、
「順番違いだらけの恋だけど、君の強引な論理が
正解へと導いてくれるから…」と
ハッピーエンドになるマンガを読んで、
そのストーリーに愕然としたことを覚えている。
そのマンガは少女マンガ誌に掲載されたもので、
たぶん小学生から読まれていると推測される。
また、女性性を性的な対象物として描くものや、
支配し、性奴隷として扱うようなゲームなども
氾濫している。
これまで、男の子たちには許されてきた、
「性」への謳歌が、女の子にも許されることは
奨励されるべきことだと私も思う。
しかし、「性」を使った暴力が正当化される表現は、
許されるべきものではないし、青少年に間違った性情報を
提供して欲しくない。
それでなくても、教育現場における性教育へのバッシングによって、
性教育の推進が低迷している現状があるのだから、
そんなものを野放しにしていることは、
とても危険なことなのである。
ただし、このようなマンガが不健全図書にあげられるかどうかは、
審議会にゆだねられているわけで、
より過激さを増しているコミック本やアニメ、ゲームなどの
「性」描写が、ここまで流通している現代社会において
そんなに簡単に規制されるとは考えにくい。
再度、都議会では改正案が提出されるということだが、
充分な議論を経て、より的確で効力のある条例改定を
行って欲しいものだと、都民ではないけれど切に願う。
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