スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>社会

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

エモやん、きん枝トラ票を強奪!?合同演説で“独演会”

笑顔で演説する江本孟紀氏(右)と桂きん枝氏。阪神ファンの支持はどちらに…

 元プロ野球阪神投手の江本孟紀氏(62)=国民新・比例=と、落語家の桂きん枝氏(59)=民主・比例=が5日、大阪・なんばで合同街頭演説を行った。ともに連立与党の候補者だけに表向きは友好ムードだったが、15分間の演説は、江本氏が8割近くしゃべり続ける“独演会”。参議院議員を11年半にわたって務めたキャリアとしたたかさで、しゃべりが本職のきん枝氏を圧倒した。

 国会議員経験者VS落語家の直接対決は、江本氏に一日の長があった。きん枝氏が「エモやんもよろしくお願いします」と1分ほどで演説を切り上げた後は、ほぼ江本氏の独壇場だ。「地方区のきん枝さんですか? 沖縄から北海道までの比例代表なのに、東京にも全然来ないね」。旧友をチクチクとヤジりながら、聴衆のハートを引きつけると、先にその場を去るまで、しゃべりの主導権を握り続けた。

 「国民新党は1人当選するのに120万票。僕が50~60万票は取らないといけないんです。民主党だったら通る可能性はあるから、できるだけ(きん枝氏には)入れないように」。冗談めかしの口調ながら、江本氏がきん枝氏を敵視したのは、自身の大阪でのターゲットが、きん枝氏の狙いと同じ「トラ票」だからだ。

 現役時代は阪神でもプレーした江本氏。その経歴を生かして猛虎党を取り込もうとするのは当然の戦略だ。黄色いハッピを着用するなど、きん枝氏も自身の猛虎党ぶりをアピールする戦略を貫いてきただけに「せめて半々にしとこや」と、戸惑ったような笑みを浮かべながら江本氏に“票の折半”を要求。その場面が、きん枝氏の数少ない“見せ場”だった。

 2人は江本氏が南海に在籍した1970年代からの旧友。04年の大阪府知事選では、立候補した江本氏をきん枝氏が応援した。だからこそ、違う党の比例代表候補同士としては異例の“呉越同舟”演説は実現したが、その成果は江本氏がさらっていった格好。

 きん枝氏は「いつもスタッフに怒られるんですよ、オモロないって。でもおちゃらけにはしたくない。エモやんみたいな演説はようせんなあ」と淡々と振り返った。

 夕方には遊覧船で大平サブロー(54)らの応援を受けたが、池乃めだか(67)が「桂三枝をよろしく」と本気で間違えるハプニングも発生。きん枝氏にとっては誤算続きの一日だった。

(2010年7月6日06時02分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録

この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

お薦めアイテム

携帯サービス

  • ニュース
  • GIANTS
  • 釣り
  • 競輪
NEWS 読売・報知

国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)

NEWS読売・報知の詳細へ

モバイルGIANTS

巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!

モバイルGIANTSの詳細へ

報知つり速報

翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)

報知つり速報の詳細へ

報知競輪情報

携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)

報知競輪情報の詳細へ

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知