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7月に入り夏本番間近だが、今年は台風がまだ1個しか発生していない。気象庁によると、6月末現在で台風が1個以下だったのは0個の1998年以来12年ぶりで、51年の統計開始以降、ほかには73年(0個)と75、83年(1個)だけだ。同庁は、インド洋の海面水温が高いことが原因の可能性があるとみており、北日本を中心とした冷夏など天候不順につながる恐れもあるとしている。
今年の台風は、3月24日に発生した1号のみ。6月末までの発生数の平年値は4・5個。
気象庁によると、今年はインド洋の海面水温が高く、大気の対流活動が活発化。逆にフィリピン近海は対流活動が弱く、台風が発生しにくい状態になっている。インド洋で上昇気流が盛んになる一方、フィリピン付近では下降気流が強まっているためとみられる。
こうした状況は「エルニーニョ現象」終息直後によくみられるという。今年は春にエルニーニョが終息したばかりで、6月末までの台風が1個以下だった過去4回のうち、3回はエルニーニョが終息した年だった。
さらにフィリピン付近の対流活動が不活発だと、台風が少ないだけでなく、太平洋高気圧の北への張り出しが弱まり、西日本は暑いが北日本は気温が低い「北冷西暑」パターンになりやすいという。
同様に台風が少なかった83、98年夏は「北冷西暑」で、「大気の状況が今年と類似している」(気象庁気候情報課)という。73年は北日本で高温、75年はほぼ全国的に平年並みの暑さだったが、両年とも沖縄は低温傾向だった。
今後も台風発生は少ないのか。同庁は「フィリピン沖の海面水温が上昇しつつあり、対流活動の活発化の兆しもあるが、予測は困難」としている。
(2010年7月5日12時04分 スポーツ報知)
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