スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>社会

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

龍馬の婚約者・さなが結婚していた?

 坂本龍馬の婚約者で生涯独身を貫いたとされる千葉さな(1838~96年)が、龍馬の暗殺後、元鳥取藩士と結婚していたとする明治時代の新聞記事が、3日までに見つかった。

 旧鳥取藩の文書から藩士の実在が確認されるなど、発見した歴史研究家あさくらゆうさんは「記事はかなり正確」としている。故司馬遼太郎氏のコラムなどから独身説が広く知られているが、記事は通説を覆すことになりそうだ。

 さなは「北辰一刀流」を開いた千葉周作の弟定吉の娘。江戸の剣術修行で千葉一門に入門した龍馬は、さなと知り合い婚約したとされている。

 記事は明治期に横浜で創刊された毎日新聞(現在の毎日新聞とは無関係)が1903(明治36)年8~11月に連載した「千葉の名灸」。さなが晩年、千住(東京都足立区)で営んだきゅう治院の来歴などを描く内容で、さなの親族に取材して書かれた。

 10月4~5日の記事によると、1873(明治6)年に横浜に移り住んださなが、定吉が剣術師範役を務めていた鳥取藩の元藩士山口菊次郎から求婚され、龍馬の七回忌も済んだことから受諾した。

 しかし家格の低さもあり定吉が反対。「おまえの命はかつて竜馬の霊前にささげようとしたものではなかったのか」などと怒ってさなを切ろうとしたため、近くの商家が仲裁に入り、翌年7月に結婚した。

 菊次郎の身持ちの悪さなどから、10年たたず離縁、千住に移り住み亡くなるまで再婚しなかった。

 あさくらさんは鳥取藩主の伝記などから菊次郎の名前や当時、横浜在住だったことを割り出し、横浜市史の関連文書から商家の存在を確認。さなの横浜時代の戸籍などは関東大震災や戦災で焼失している。

 さなの関係資料を所蔵する足立区立郷土博物館の学芸員多田文夫さんは「非常に貴重な記事だ。しっかりした取材に基づいて書かれ、登場人物の実在も確認されており、信ぴょう性が高い」と話している。

(2010年7月3日12時28分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録

この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

お薦めアイテム

携帯サービス

  • ニュース
  • GIANTS
  • 釣り
  • 競輪
NEWS 読売・報知

国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)

NEWS読売・報知の詳細へ

モバイルGIANTS

巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!

モバイルGIANTSの詳細へ

報知つり速報

翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)

報知つり速報の詳細へ

報知競輪情報

携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)

報知競輪情報の詳細へ

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知