パク・ヨンハさん悼み、１０００人献花

パク・ヨンハさんの献花台には数え切れないほどの花がたむけられた

　人気韓国俳優で歌手のパク・ヨンハさん（享年３２歳）の自殺が明らかになってから一夜明けた１日、ソウル市内の江南聖母病院斎場で入棺式が行われ、芸能人仲間や遺族、日本のファンら約３０人が参列した。東京・大久保の韓国料理店に設けられた献花台には１０００人ものファンが駆けつけ、パクさんのＣＤ、ＤＶＤなどの売り上げは急上昇。多くのファンが早すぎる死に涙した。

　コリアンタウンとしても知られる東京・大久保の韓国料理店「オザクキョ」に設けられたパクさんの献花台には、早朝から日本のファンが列をつくった。涙を流すファン、パクさんを忘れないよう、遺影を携帯電話で撮影するファン…。その数は１０００人に及んだ。

　横に立てかけられたメッセージボードには「パクちゃん、ありがとう」などと次々と感謝の言葉が書き込まれた。６月３０日にリュ・シウォンのライブを見るために山形から上京したという遠藤美子さん（５０）は「冬ソナの時からのファン。えっという感じで、まだ信じられないけど、受け入れていかなくちゃ…」と沈んだ声。韓国だけでなく、日本のファンも悲嘆にくれた。

　突然の悲報を受け、ＣＤやＤＶＤの売り上げも急上昇。６月３０日付のオリコン・デイリーランキングではシングル２作、アルバム１作、ＤＶＤ１作が圏外から１００位以内にランクインした。日本ではこれまでシングル９枚、アルバム８枚、ＤＶＤ１７枚を発売しているが、所属レコード会社のポニーキャニオンには、２日間で最新アルバム「ＳＴＡＲＳ」が１万枚、合計で約２万枚の追加注文があったという。

　さらに「着うた」の配信では、３０日に合計で前日の約３０倍ものダウンロードを記録。初期の代表作でもある「期別」「初めて出逢った日のように」の着うたフルは前日の１００倍ものダウンロードとなった。