荷物不明 利用者から批判の声
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荷物不明 利用者から批判の声

7月5日 16時7分

配送の遅れが問題になっている日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」をめぐって、配送中の荷物の行方がわからなくなるケースも起きていることがわかり、利用者からは事業者の対応を厳しく批判する声が出ています。

千葉県柏市に住む会社員の男性によりますと、宮城県から冷凍された牛タンのセットをインターネットで取り寄せ「ゆうパック」で先月30日に発送してもらいましたが、5日たった5日になっても届いていないということです。男性は、この間、インターネットで荷物の番号を入力して、今どこにあるかを検索する追跡システムを利用したところ、今月1日の午後2時ごろ東京都内の冷凍倉庫を通過したと記されたのを最後に記録がとだえていました。男性が地元の郵便局などに問い合わせると「どこにいったかわからない」と回答され、4日になって「見つからないので同じ商品を弁償する」と説明されたということです。男性は「自分の誕生日に食べようと送ってもらったのに届かず、なま物なので腐ってはいけないと、この土日は外出することもできず、嫌な気持ちになった」と話しています。また、男性は「自分で問い合わせて初めて紛失したとわかったが、お中元などの場合、紛失に気付かない人もいるのではないか。『不慣れな作業でとまどっている』と言われたが、会社としてあたりまえのことができていない」と話していました。一方、発送した宮城県の食品業者によりますと、この男性だけでなく全国各地の人から、ゆうパックで送った商品が届かないという問い合わせが10件以上寄せられているということで、この業者はゆうパックの利用を当面やめるとしています。