自転車の盗難を減らそうと、福井県敦賀市で、防犯グループの人たちが鍵を掛けていない自転車に鍵を付けて回る、全国でも珍しい取り組みが始まりました。
この取り組みは、福井県敦賀市の地元の警察と市民の防犯グループが始めました。JRの駅前の駐輪場では、メンバーおよそ20人が鍵の掛かっていない自転車を見つけては、ワイヤー製の鍵を掛け、地元の交番の連絡先を書いた紙を取り付けていきました。鍵を掛けたあとは、防犯登録を基に自転車の持ち主に連絡を取り、了解を得られれば、近くの交番で鍵を渡してそのまま使ってもらうことにしています。連絡が採れない場合や了解が得られない場合は、速やかに鍵を外すということです。この活動は月に5回ほど行う予定で、全国でも珍しいということです。敦賀警察署の荒井善夫署長は「自転車に鍵を掛けるという意識を高めてもらい、治安のよい街にしたい」と話していました。