国際手配のペルー人 身柄拘束
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国際手配のペルー人 身柄拘束

7月7日 23時35分

9年前、群馬県太田市で、当時69歳の男性が殺害された事件で、容疑者として国際手配されているペルー人の男の身柄を、現地の捜査当局が拘束したことが、警察への取材でわかりました。

この事件は、平成13年の10月、太田市の公園のトイレで、近くの木村唯雄さん(当時69歳)が刃物で刺されて殺害されたものです。警察は、当時、太田市に住んでいたペルー人のディアス・サンチェス・リカルド・モイセス容疑者(43)の指紋が、現場に残されていたことなどから、木村さんを刺した疑いが強まったとして、逮捕状を取りましたが、ディアス容疑者が別の事件で逮捕され、ペルーに強制退去処分になっていたことから、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配していました。警察によりますと、現地の捜査当局が6日、ディアス容疑者の身柄を拘束したということです。日本政府は、ペルーに対し、ディアス容疑者について、いわゆる「代理処罰」を求めていて、裁判にかけるかどうかなど、今後、現地の法律に基づいて手続きが進められることになります。警察によりますと、代理処罰が適用されれば、ペルーでは初めてのケースになります。