佐藤８強も「世界一でないと意味ない」…Ｋ―１ＭＡＸ

　◆Ｋ―１ワールドＭＡＸ　▽７０キロ級トーナメント　○佐藤嘉洋（３回　判定２―０）山本優弥●（５日、東京・国立代々木競技場第一体育館）　新設された６３キロ以下級日本トーナメントは決勝で大和哲也（２２）＝大和ジム＝が久保優太（２２）＝アンリミテッドジム＝に３回ＫＯ勝ちし、初代王者に輝いた。７０キロ以下級世界トーナメントも開幕し、初出場の長島☆自演乙☆雄一郎（２５）＝魁塾＝、０８年３位の佐藤嘉洋（２９）＝名古屋ＪＫファクトリー＝が準々決勝に進んだ。

　パンチを軸に攻めて来た山本に、長いリーチを生かした的確な右ストレートで応戦。判定で退け、８強進出を決めた。１月に生まれた長男・綜亮（そうすけ）くんを抱っこして会見場に現れ「意地のぶつかり合い。山本の気持ちが伝わってきた」と振り返った。０８年の３位が最高位だが「今年取れなかったら無冠の帝王で終わる。日本人ナンバーワンと言われても世界一でないと意味がない」と気合を入れた。