スレ番号: 20 : [怖い話しようぜ!] 表示した回数 : 579PV , タグ : [] 削除
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1 : :2010/05/12 23:03:56
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季節外れだがやろう。 心霊だけでなくともよい。 幽霊のしわざではなかろうが、どうにも科学的な説明がつかない妙な体験、 ヒヤリとした経験でもオッケー。 |
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2 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:04:48
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もう10年ぐらい前の話。 親が外出してて、家の中には俺とペットの犬が一匹。 夜飯も食い終わり、こたつに入って心霊番組を見てた。w これがこえーんだ。 すると今までこたつの中に体を半分ほど入れて寝てた犬が突然 「ビクッ!」と起き上がり、なにやら部屋の中の臭いを嗅いで回ってる。 不思議に思った俺だが、犬が俺の目の前に来たときに恐ろしい行動を取った。 最初俺の目を見て「ハッハッハッ・・・。」としてた犬の目が俺の目からゆっくりと外れて、それに伴って顔も横に動き、ぴたっと止まった。 そして「ウウウウッ!!!」と唸り声を上げて、 突然ものすげーでかい声で泣き出した。 犬の顔と目線は、つまり俺の肩口の辺りを見ているわけだ。 (おいおい・・・どうしたんだよお前。何かいるのかよ!?) と思って、ゾ~ッ・・・とする俺。 とにかく誰かの声を聞きたくなり、 テーブルの上においてある電話の子機を取って友達に電話。 「はい、〇〇〇ですが?」と友達。やけに落ち着いてる。 「あっ〇〇〇!?俺俺、△△△だけど!」と俺。 すると友達は信じられない言葉を口にした。 「あぁ、△△△か。"やっぱりね・・・。"」 「!!!???な、なにがやっぱり・・・?」 「今俺さ、お前から電話が来る事分かってたから。」 ひえええええぇぇぇぇ・・・。 その後のことはよく覚えてない・・・。 |
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3 :
名無し
: 2010/05/12 23:05:01
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……てか、もぐもぐの本文の最大文字数、1000までなん? おれはカキコすると、つい長文になっちまう悪いクセがあるんだが、 「やり直してください」の画面に切り替わってから、前の画面に戻ったら、 しっかり本文が消えてたわ。せっかく人が時間かけて書いたにもかかわらず。 それとも、これもホラーの一種か? |
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4 :
名無し
: 2010/05/12 23:05:14
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それほど怖い話ではない。 母方の父が亡くなった。 実家の、10畳の和室を開放して通夜が営まれた。 夕方6時すぎ、坊さんの読経が始まる。 豪華な祭壇には4本の大きなロウソクが立てられ、炎が揺らいでいる。 遺族や弔問客が仏壇に向かって座しているのに対し、右側が閉じたふすま。 左手が雨戸を開けた縁側になっている。 当然、外から風は入ってくるが…… 坊さんの読経がしばらく続いていると、おかしなことが起きた。 仏壇の4本のロウソクのうち、1本の炎が奇妙な揺らぎ方をし始めていることに おれは気づいたのだ。 風の仕業なら、4本いっぺんに揺らいで然るべきだ。 なのに、縁側に遠い上の1本のみ。しかも、左右に振られるんじゃない。 炎が縦に伸びたり、小さく縮んだりと、ある一定の明滅をくり返すのだ。 おれにはなんだか、『サイン』を送っているようにも思えた。 風のせいではなく、単にロウソクの品質自体に問題があるだとか、 たまたま外から入ってきた羽虫が炎に引き寄せられ、そこで焼かれ死に、 うまい具合に『芯』にかぶってしまったのではないか解釈したのだが…… 見たことを通夜が明けてから、年配の人らに告げると、 こんな通夜や葬儀ではよく見られる現象なんだそうな。 故人が、集まってくれた遺族たちを前にして、喜んでるんだと言ってた。 おかしなことにこの現象に気づかない人も多い。 おれはひじ打ちで隣の席の弟に、「見てみろ」と合図したら、「あ……おかしいね」 と返事をよこしたから、見間違いではない。 |
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5 :
名無し
: 2010/05/12 23:05:34
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>>4 俺も見たことあるよ。 その炎がドえらく上に向かって伸びてビビッた。 |
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6 :
名無し
: 2010/05/12 23:05:49
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怖いというより、ありえない話を投下。 以前勤めてた会社の先輩、Aさんから聞いた話。 名古屋で暮らしてたとき、仲のいい友達ができた。 夜、彼のアパートの一室で話してたら、彼が妙なことを言い出したそうだ。 「おれ、実はUFOとコンタクトが取れるんだぜ。おれが合図すれば、 UFOを呼び寄せることができるんだ」 さすがのAさんも真に受けるはずもなく笑った。 友達はひょうきんな人柄だったので、お得意の冗談かと思ったそうだ。 「んなワケねーだろ!」 「もしかして疑ってるのか?」 「当たり前だろ。だったら、今すぐ呼んでみろってんだ!」 「じゃあ、呼んでみせよう。……驚くなよ」 こんな押し問答がくり返され、友達はUFOとやらを召喚すべく、 目をつむって座禅を組み、なにやらワケのわからぬ呪文を唱え出したらしい。 Aさんはまんまと担がれたと思った。 数分も経ったころだ。窓の外で異変が起きたのは。 夜の時間帯なのだ。いくら近くでネオンが瞬いているとはいえ、 急に窓の外が真っ白な光で満たされたというのだ。それに伴うゴゴゴゴゴ……という地響き。 ありえないくらい窓の向こうが輝いている。 巨大な何かが、アパートのすぐそばで『待機』している気配がしたというのだ。 Aさんは直感で思ったそうだ。(こいつ、ホントに呼びやがった!) 急激に怖くなり、Aさんは叫んだ。「頼む! おまえの言ったことは信じるから、アレを帰してくれ!」 友達はニヤッと笑い、『帰還』させたそうな。 友達は現在、名古屋で体操か何かのインストラクターの仕事をしている人らしい。 |
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7 :
名無し
: 2010/05/12 23:06:02
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怖いと言うより不思議な話を。 今から大体30年以上前俺がまだ幼稚園児だった頃の話。 季節は夏で時間は夕方(18時30分頃) 今の子はそうでもないだろうけど、俺が子供の頃はこの時間に外を出歩くって のが厳禁でまず考えられないんだが... 居間でテレビを見ていると玄関の方で『○○く~ん』と俺を呼ぶ声が。 すかさず親に『△△ちゃんが来た』と告げ、見に行ってもらうと『誰も居ない よ』との返事が。 そこで『そんな事無いちゃんと声がした』と言い張ると『自分で見て来い』と 言われ見に行くと確かに誰も居ない。 そこでその名前を呼んだ子の家まで確認(近所)に行くと『行ってないよ』と の答えが。 これだけだと俺の空耳で終わるんだけど、実はこの声俺の姉も聞いてるんだよ ねぇ。 『確かに△△ちゃんの声だった』と。 |
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8 :
名無し
: 2010/05/12 23:06:14
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ソフトな奴を。 おれが子供のころ家で1人留守番してると、たま~に、おかしなことが起きた。 日中での出来事。居間でマンガを読んでたら、玄関の引き戸を開ける『ガラガラガラッ……』という音が聞こえた。 てっきり、本家(30メートルばかり離れたところに祖父と祖母が住んでいた)から、ばあちゃんが用事で訪れたのかな、 と思った。 が、居間に入ってくる様子はない。居間とは反対方向の台所にでも行って、作りすぎたオカズでも置きにいったのだろう。 それにしては人が歩く気配はないのだが……。 5分ぐらい経った。 いつまで経っても、ばあちゃんは居間に顔を出さない。それとも、家には誰もいないものと思っているのだろうか? すると、玄関の方でまたしても、『ガラガラガラッ……』という音とともに、『ピシャッ』と完全に閉まる音が、静かに、 だけど確実に聞こえたんだ。 一度目の引き戸の開ける音に対し、今回が二度目。つまり5分前に中に入ってきていた者が、出ていったものと解釈してよかろう。 おれは瞬時に立ち上がり、窓辺に走った。そして窓から玄関の方をのぞいた。おれん家の構造上、見渡せる位置にあったのだ。 ところが玄関周辺には、だあ~れもいない。死角はない。とっさにおれのいる場所から隠れるなんて芸当もムリ。 アレはなんだったんだろう。今もってナゾだ。もちろんドロボーさんじゃないよ。獲られた物もなかったし。 |
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9 :
名無し
: 2010/05/12 23:06:38
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朝早くに電話が鳴り、友人が亡くなった事を知ったが、 電話を切った瞬間に部屋の異変に気づいた。 アパート中のふすまやトイレのドアが全て全開になっていた 友人は寝ていた俺を探したんだろうと勝手に思い、 済まない事をしたと葬儀の際に手を合わせた。 |
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10 :
名無し
: 2010/05/12 23:06:53
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ほんのり怖い話。 子供のころだ。 夜、寝床に入ったものの、その日に限って、なかなか寝付けなかった。 何度か寝返りを打ってたら、うつらうつらしてきたころだ。 『カラン・コロン・カラン・コロン……』かすかにだが、下駄の音が聞こえてきた。 てっきり、外の道路で下駄をはいた人が歩いてるのかと思いきや、 一向に近づいてくるか、遠ざかる音にならない。一定の間隔で、一定の距離感を 保ったまま靴音が続いているんだ。 下駄の音で思い出さずにはいられないのが、映画か、再現ドラマで観た怪談 『牡丹灯篭』だろう。(今の若い世代は知らないか?)イヤでもあの女幽霊のイメージが まぶたに浮かぶ。 おれはたまらなくなり、ムクと半身を起き上がらせた。するとどうだろう。 ピタリと靴音がやんだではないか。 単なる寝入っぱなの夢にすぎないのか? おれは気を取り直して、また横になり、 目をつむった。 ……やはり、下駄の音が聞こえる! 夢なんかじゃない! おれはふたたび半身を起こした。耳を澄ませたが、やはり音はしない。 また横になり、目を閉じる。案の定、下駄の音がこだましている! 結局、その夜は深夜に眠りについてしまった。別に女の幽霊が現われて、 どうかしたということもなかったが。 アレは一体、なんだったんだろう? 今もって不思議でならない。 |
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11 :
名無し
: 2010/05/12 23:07:17
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ある病院に男が診察を受けにやってきた。 頭痛がすると言う。それに伴い、耳鳴りのような音も聞こえるのだとしきりに訴える。 いや、耳鳴りどころか……正確には、カサカサとなにかが這い回る音がするのだと男は言った。 とにかく医師は、患者の頭部のレントゲンを撮ることにした。 彼のシルエット……それも頭蓋骨と脳味噌のわずかの隙間に見慣れたものが映し出されたではないか。 ゴキブリだった! ゴキブリの幼虫はごく小さい。男の就寝中、耳の孔から侵入し、頭蓋骨と脳のわずかのスペースで生きながらえ、 成長したとのことだ。 |
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12 :
名無し
: 2010/05/12 23:07:52
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よくタクシーが夜中に客を拾って走ってる最中、気づいたら後部座席はもぬけの殻で、 ぞーっとしたっていう怪談話を耳にする。 実は客が酔ってたかどうかで、無意識のうちに自分でドアを開けてしまい、 走行中に車外へ転落するというケースが稀にあるそうなのだ。(そのわりにはうまくドアが 閉まるんだな? 普通運転手は気づきそうだが?) 特に高速道路を走行中だと、車外へ放り出されたならタダじゃすまない。 ヘタすりゃ、後続の車に次々轢かれる。 飛ばしてる車に轢かれりゃ胴体は断裂。大型車のタイヤに踏まれたくらいなら アイロンかけたみたいにノシイカ状に。 それを矢継ぎ早に繰り返していると、なんと人間の身体ってのは、 しまいには跡形もなく消えてしまうそうな。 となると、高速道路で不自然に落ちている靴の片方なんて、 ありゃ、散り散りになくなってしまった故人の物だったのか?と疑いたくなること請け合いだよ。 |
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13 :
名無し
: 2010/05/12 23:08:36
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怖いというよりグロ系で。 むか~し、昔の話じゃ…… 東海道と中山道との間道に、千草越(千草街道)と呼ばれる伊勢に通じる難所があったそうな。 織田信長は朝倉氏を攻めるべく、越後に乗り込んだはいいが、道中、浅井長政の離反にあい、京に取って返した。 その後、岐阜城への帰途についておったときの話じゃ。 信長が近江の千草越を通るのを、今や遅しと待ち伏せしておる黒い影があった。 鋭い眼光の男だった。男は火縄銃に二発の弾をこめ、20メートル先の信長に狙いをつけた。 男はトリガーを引いた。凶弾が信長を襲う! ところが弾丸は二発とも、彼の身体をかすめただけだった。 さすがの信長も、これには肝を潰したのだが。 男の名は杉谷善住坊。鉄砲の名手と言われ、うわさでは甲賀忍者第一の鉄砲の達人と囁かれたり、 あるいは雑賀衆、または凄腕の賞金稼ぎとも言われておった。 六角義賢の命を受け、この街道でアンブッシュしていたのじゃ。 からくもスナイピングに失敗した善住坊はその場をあとにし、逃亡生活を余儀なくされた。 信長は懸賞金をかけて犯人の行方を追ったそうだ。 狙撃から3年の月日が経ったときのこと。 ついに、近江の堀川村の阿弥陀寺に潜んでいた善住坊は捕まった。 信長は処刑を命じた。それもムゴい方法で。 善住坊は立ったままの姿勢で首から下は土中に埋められた。首だけが地面から生えているような形だ。 そこへ竹でこしらえたノコギリで、少しずつ首を引いていく処刑だ。なまじ竹製だからナマクラなこと、この上ない。 これがかの有名なノコ引きの刑だった。 善住坊はたっぷり時間をかけて死んでいったそうな。 |
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14 :
名無し
: 2010/05/12 23:08:47
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怖いというより考えさせられるホントの話。パート・1 数年前、叔母が死去した。 親族・近所の人が集まり、2日後に控えた葬儀に向けて、段取りをしなければならない。 埋葬するため墓を掘らねばならない。父が名乗り出た。親戚のオッチャンと本家の息子も加わった。 「おまえも来ないか。初めてだろ。一度経験しておくといい。だいいち親戚のオッチャン、 脚が悪くて、歩くのが精一杯だ。だからおまえが掘ってみろ」と、父がおれに言った。 二つ返事で了解した。 おれの田舎特有のものなのかもしれないが、墓堀りに出発するにあたって、日本酒をコップ一杯振舞われた。 4人はグイとあおった。瓶に残った分も墓場に持参していく。墓掘り終えたあと、また一杯やるらしい。 日本酒には清めの意味があるそうだ。 墓場に着き、叔母の骨壷を入れるべきポイントをジョレンで掘っていく。当時は小雨が降っていたので、 思いのほか土は柔らかくて作業ははかどった。 深さ1メートルぐらいまで掘り進めたころだ、異変に気づいたのは。 土中に、細長い束が見えたのだ。 すわ毛髪か? おれたちは飛びあがる思いをした。昔は土葬を行っていたのだ。充分ありえる話だ。 が、よく見れば髪にしては金色。年月で脱色したとでも? おれが代表して、おそるおそる『金色の毛髪』を手にとった。父たちは背後で遠巻きに覗きこむ。 ……毛髪ではない。 |
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15 :
名無し
: 2010/05/12 23:08:59
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パート・2 おそらくコレは、20年以上前亡くなった祖母の骨壷を入れた化粧箱の装飾品の一部だろうと父が言った。 葬列に並んで墓場まで歩く際、父が祖母の骨壷入りの化粧箱を抱いたのだから確かだという。 とはいえ20年もの月日が経っているにもかかわらず、よく原形をとどめていたものだ。 気を取り直して、墓堀りを再開した。 どうやら祖母の骨壷が埋まっているポイントとわずか数センチしか離れていなかったらしい。 ついでと言ってはなんだが、祖母の骨壷も掘り起こすことにした。 どうせ身内のだ。 すぐソレは見つかった。案の定、白木の化粧箱に入っていた。(フツー、骨壷のまんま埋葬するんじゃないのか?) 今度は父が代表して骨壷のフタを開けてみた。 中の骨片は、てっきり湿度でベタベタになっているのかと思いきや、まるで昨日荼毘に付したみたいに乾燥し、 キレイなもんだった。おれは祖母の亡骸の一部を手に取り、しげしげと眺めたものだ。 よく「人が亡くなれば土に還る」というが、はたしてそうだろうか? カルシウムは意外と分解されにくいのではないか。 現に縄文時代の白骨がいまだに出土するんだし。粘土質の土中に埋まっていると傷みにくいとも聞く。 このケースの場合、いくら密封状態とはいえ、まるで『土』に戻る気配はなかったのだ。 その日、おれはちよっと人の命と死について見つめなおした。 手の中の骨片は、しっかり重みがあった。 |
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16 :
名無し
: 2010/05/12 23:09:23
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怖いというより、とっておきのグロくてエグい話を発射しようかのう。 その1 「エイホッ、エイホッ、エイホッ……」 静まり返った夜のなか、寺に続く石段をのぼる男たちのシルエットがあった。 唯一の目撃者である満月が、その姿を浮かびあがらせる。 4人の男が前後2人ずつにわかれ、天秤棒をかついでいるのだ。 天秤棒の中央にくくりつけられているのはタル状の『桶』だった。 今でこそおれの地元の埋葬法は、火葬のみに限られたものだが、30年前までは土葬が残っていた。 子供のころ、母方の母にしても、座棺(タル型の棺桶に遺体を座らせた恰好でおさめる)にして埋葬したのを憶えている。 タルのなかで寝巻き姿の祖母があぐらをかいた恰好で座り、額には三角頭巾をかぶせてあった。 うっすら眼が開いていた。臨終のあと、遺族らが眼を閉じさせようとしたのだが、すでに硬直が始まっていたらしく、 うまくいかなかったのだ。 遺体を取り囲むようにして、たくさんの菊の花が埋もれるくらい添えられていて、 なんだか菊の花で満たされた風呂に漬かっているようでキレイだった。 |
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17 :
名無し
: 2010/05/12 23:09:34
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その2 ここからは親戚のおっさんに聞いた話。(>>15でも登場した墓堀りを手伝ってくれた人 ) さらに10年以上も前にさかのぼる。 なんでも地元の若い女が亡くなった。ふつうに座棺におさめ土葬した。 3ヶ月経ったある日。坊さんが血相をかえて、例の亡くなった若い女の親元の家に飛びこんできた。 で、坊さんはとんでもないことを言った。 手違いがあって、なんと女を埋葬したところは、全然べつの場所に埋めてしまったというのだ。 しかも先日、その間違った墓の家系の者が亡くなり、明後日にでも埋葬する段となっていた。 そのことがあって、ようやくポカミスに気づいたのだ。 こうしてはおれん、と地元の人は騒然となった。 急きょ、墓堀人となってくれる人夫を募った。そのメンバーに、若き日の親戚のおっさんがいたわけだ。 墓堀りは夜半、みんなが寝静まったころにおこなった方がいいとなった。 なにせ死後3ヶ月も経過しているのだ。とても棺桶の中は見られる状態ではない。 人夫たちには清酒が振舞われた。穢れを落とすとか、そんなレベルではない。ベロンベロンに酔わせるまで与えたという。 おっさんもヘベレケの状態で墓場に足を運んだそうだ。 そして、例の若い女が土葬された場所を掘ることに。 |
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18 :
名無し
: 2010/05/12 23:10:03
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その3 ………… 彼女の棺桶を、どうにか掘り起こした。掘り起こしてすぐ、本当の墓に埋めなおせばそれで解決するのだが、 再度、お経を唱える必要があったらしい。だから寺まで棺桶を担がねばならない重労働が残っていた。 その前に……おっさんを含めた人夫らは酒の勢いも手伝って、棺桶の中を覗きたい衝動に駆られていた。 よせばいいのに、おっさんらは棺桶のフタを開け、中身を見てしまったというのだ。 「エラいことになっていた。とても口では言えん。とにかくヒドいもんだった。それに臭いが凄まじかった。 酔っ払っていたが、たちまち酔いがぶっ飛んだ。もう赤い肉やら白いスープやら、菊の花の腐ったので、 たいへんなことになっていた。あんな色とりどりのゲル状は最悪だ。 あの夜の出来事、おれは死ぬまで忘れんだろう……」と、おっさんはおれに語ってくれたものだ。 おっさんらは桶を天秤棒にくくり、寺まで運んだ。桶の中では液体が桶の内壁にぶつかる「チャッポンチャッポン」という イヤな音がひっきりなしに聞こえたという。 寺に続く石段をのぼってるころには、桶の下から粘り気のある汁がこぼれたそうだ。 悪趣味な長文、スマン! |
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19 :
名無し
: 2010/05/12 23:10:14
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怖いというよりミョーな話。 その1 おれは中学のとき、野球部に所属していた。 3年生のころの話だ。部室に保管しておいたはずのグラブがなくなっていることに気づいた。 どこをどう探しても見つからない。やむを得ず、練習は部室の予備を使うしかなかった。 グラブが紛失してからまる2週間経った。やはりいくら探しても見つからないのだ。 さすがにいつまでも借り物の道具を使うのも気が引けるので、ためしにオカンに新品を買ってもらおうと、 自宅の玄関先で交渉していた。 ……と、そこへ近くに住む祖母が通りかかり、それとはなしにこの会話を耳にしたらしい。 フト、こんなことを言ってきたのだ。 「なくしたものがあるんなら、お不動様に願掛けしてみたらどうかね?」 「お不動様?」 「ああ、その手があったわね」オカンが口をはさんだ。「善は急げだ。今から出かましょ。すぐそこだから」 なにがなんだかワケがわからなかったが、ついていくことにした。 |
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20 :
名無し
: 2010/05/12 23:10:29
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その2 自宅の裏山から急な石段をのぼると墓場に行ける。墓場にたどり着く前の、山の中腹に空き地があり、 隅に8体のお地蔵さんを祀ってあるのだ。 大小ある地蔵で、歴史のあるものらしく、小さいものは長年の雨風にさらされ、ほぼ原型をとどめていない。 そのうち、右端の石の塊が『お不動様』らしい。石を荒く削ってるにすぎない粗末なものだが、 たしかに不動明王の形をしている。 「このお地蔵様に願掛けするのよ。これが地元では有名な『失せ物』を見つけてくれる神様」と、 オカンは言った。 なんでも、なくした物があれば、お賽銭(数十円でいいらしい)と、わずかばかりの米などの供え物、 そして荒縄を用意し、地蔵の前で、なくした物を見つけてください、と祈り、 荒縄を地蔵の胴体に巻きつけるのだそうだ。ただし、この『願掛け』をやってる最中は、 誰にも見られてはいけないとのこと。(まるで丑の刻参りを彷彿とさせるな) 幸い、その日は他人に目撃されることなく、『願掛け』とやらを無事終えることができた。 おれは半信半疑どころか、苦笑しながらオカンに付き合ったほどだ。 まさか、誤って焼却してしまったモノでも無事返ってくるはずもない。非科学的だなあ。 地元の人はモノを紛失するたび、こんなことをしてるのか? 田舎だなあ…… 「まあ、見てなさい」そのわりには、オカンは自信たっぷりだった。 とにかく、おれたちは家に帰った。 |
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21 :
名無し
: 2010/05/12 23:10:57
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その3 これが驚いたのなんの! 明くる日、おれが学校に行くと、机の上にはおれのグラブが置かれているではないか! 「あれ!? なんで……!? どこで見つかったの?」おれは先に登校していた友達に聞いた。 毎朝、1年生が部室を掃除する決まりになっているのだが、今日に限って念入りにやったらしい。 その際、土間に敷いた厚めのスノコ(土間でスパイクを脱ぎ、その上で着替えをしていた)を めくったら、グラブが落ちていたというのだ。 ……そんなはずはない。すでにスノコをめくって確認したはずだ。そのときはグラブは落ちていなかったのに? もしや、当時のおれはひそかに誰かの恨みを買っていて、イタズラされたにすぎないのか?とも思われたが、 いずれにせよ、よりによってお不動様で願掛けした翌朝に見つかるのが解せない。 2週間経ったにもかかわらず、今になって見つかるわけだから、タイミングが気持ち悪いじゃないか。 それとも単なる偶然にすぎないのだろうか? なにはともあれ、グラブはこうして返ってきたわけだ。 家に帰ってオカンに伝えると、オカンは「でしょ!」と当たり前の顔をした。 祖母に言いに行ったら、「さすがお不動様やね」と、これまた笑った。 ……なんなんだ、お不動様の力って? おれの地元では当然のように『願掛け』が行われている。 (実は数ヵ月後、今度はおれの不手際があり、またもやグラブを紛失。数日すぎても出てこないので、 また『願掛け』をやった。するとやっぱり明くる日、見つかった!) おれはちょっと怖いことを思いついた。 『失せ物』ならなんでも見つかるというのか?(さすがに焼却したモノは物理的に返りようがないが) だったら……と思う。 もし、亡くなった人の霊魂が帰ってくるよう、お願いしたらどうなるのだろうか? まるで、W・ジェイコブズの『猿の手』や、S・キングの『ペット・セメタリー』みたいに。 おれが祖母に冗談半分で言うと、真顔で「バカなマネはよしなさい」と一喝された。 むろん、バカはやっていない。ただ……気になるよな。 |
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22 :
名無し
: 2010/05/12 23:11:15
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ちょっと長文が続いてる。一休み一休み…… |
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23 :
名無し
: 2010/05/12 23:14:46
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怖くはない。むしろ、しんみりする話を。 その1 かれこれ30年近く以前の話。 父と仲がよかったガソリンスタンド経営者のオッサン(以後Gさんと略す)が死んだ。 死因は、川での素潜りの最中に心不全か何かに見舞われ、溺死。 最初、行方不明との電話が入ったときの父とオカンの動揺ぶりから、いかにGさんと親しかったがわかった。 おれもガキのころ、2人の磯釣りに付き合ったことがあり、いい思い出がある。一緒に喫茶店に入って、 クリームソーダを飲んだ記憶が忘れられない。 ちょっと話を遡る。 そのころのGさんは何かと多忙を極めていた。いろいろ家庭で問題を抱えている人で、 おまけにスタンドもバイトの人が辞めてしまい、1人で切り盛りしていた。いつも夜遅くまで雑用をしていた。 相当な疲れがあったはず。にもかかわらず、不意にストレス発散したい欲求でもあったのか、 仕事を終えてから、どこかの清流へウナギを獲りに行きたいと言い出した。それが趣味のひとつだった。 知人を誘い、2人して某川へ出かけたそうなのだ。 かなり本格的にやるらしく、ウェットスーツに身を包み、夜だからヘッドランプを装備して素潜りする。 で、手にしたモリでウナギを突くわけだ。 2人は真っ暗になった夜の川を童心に帰った気分で獲物を探していた。 おたがい離れ離れに潜っていた。時間が経った。そのうち知人の方が、そろそろ休憩しようと声をかけようとした。 ところがGさんの姿が見えない。2人ともヘッドランプの灯りをつけているわけだから、それでたがいの位置がわかる。 ところが、いくら探してもGさんのそれは発見できない。 |
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24 :
名無し
: 2010/05/12 23:15:10
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その2 知人はゾッとした。まさか、溺れてしまったんじゃ……最近はとくに、「疲れた、疲れた……」を連呼していたのだ。 可能性はある。とはいえ、この暗闇の中じゃ、たった1人で彼を見つけるには困難だ。 知人は公衆電話のところへ走り、警察に電話をかけた。田舎の巡査1人や2人を呼んだところで、 ラチが開かないと判断したのだろう。当時、地元消防団団長だったおれの父のもとに一報を入れたわけだ。 もっとも、そのときは「Gは死んだかもしれない」との伝達だったが、父は直感したようだ。 「ああ……生きてないな」と。それでも、わずかな希望に託すしかない。 父は横のつながりにも連絡し、応援を要請。数が多いほど、Gさんを発見できる確率が高い。 某川までみんなして駆けつけると、さっそく警察らの捜索が始まっていたが、一向に進展はないようだ。 Gさんを見失ってから4、5時間は経っていた。 いまだ深夜の時間帯。真っ暗な川を岸から懐中電灯で照らして捜索するも、川床まで見透かせない。それほど深いのだ。 小1時間がすぎた。そんなとき、誰かが叫んだ。「おおーい!こっちに来てみろ! 川底に灯りがついてるぞ!」 行ってみると、たしかにさっきまで真っ暗だったはずの川床で、白い光が光っているのだ。 「もしかしたら、Gのヘッドランプかもしれん! おれが潜ってみる」と、1人の消防団員が言い、さっそく水中に。 案の定そうだった。Gさんはそこに沈んでいたのだ。もちろん、すでに死亡してからかなりの時間が経過しており、 人工呼吸をしても蘇生することはなかった。ただ、ヘッドランプがひとりでに点灯したとはありえないとみんな首を傾げた。 父はこの話を思い出すたび、口癖のように言う。「Gの奴、よほど見つけて欲しかったんだろうな。 そりゃ、いくら死んだとしても、遺体があがらないのは浮かばれないからな。ああして、ヘッドランプの光で、 自分の居場所を示したかったんだろう。不思議な話だ……」 |
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25 :
名無し
: 2010/05/12 23:15:24
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怖いというより、考えさせられる話。 太平洋戦争出征していた老人に聞いた話。 その人は後方戦線にて、主に味方の兵士の死体を回収する任務に就いてたそうだ。 なんでも、腸がはみ出したのはもちろん、バラバラになって原型をとどめていないのは イヤというほど片づけてきたらしい。 今も昔も軍隊は完全な縦社会。上官はうっぷんが溜まると二等兵を面白半分殴りつけた。 下っ端は黙って耐えるしかなかった。 で、終戦を迎え、内地に戻る船の上。 暴力を受けた二等兵たちは、仕返しをするべく上官を夜の海に突き落としたり、 秘密裏に殺害したらしい。 もちろん、二等兵同士、口裏をあわせ、この秘密は墓場までもっていくことを誓ったそうだ。 今の日本の若者は、そんな地獄を見なくていい反面、どん底を目の当たりにする機会がないので、 苦しい窮地に立たされた時、なにくそ魂が欠けていると嘆いていた。 まさにおっしゃるとおりだ。 |
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26 :
名無し
: 2010/05/12 23:15:47
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>>21 追加補足。 お不動様に願掛けして、みごと願いが叶うと、お礼参りに行く必要がある。 なに、こみ入ったことをするわけではない。失せ物を見つけてくれてありがとう、と手を合わせて礼を述べ、 お不動様の胴体に巻きつけた荒縄をほどくだけだ。 地元では今でも誰かが願掛けしてるのか、荒縄か、ビニールの紐が巻かれてあるよ。 |
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27 :
名無し
: 2010/05/12 23:16:58
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数年前、叔母が十二指腸のガンで亡くなった。 遺体を家で寝かせてまる一日経つか経たないかうちに、奇妙な現象が起きた。 叔母の眼から黒い涙が流れ出したのだ。 いや眼だけではない。鼻や口からも、とめどなく黒い液体があふれてくる。 見るに見かねた家族の者で、タオルで拭ってやったものの、時間が経てばまた流れ出してくる。 おそらく身体の穴という穴から流失しているのであろう。 素人考えで腐敗した体液かと推測したが、季節は凍てついた冬。 いくらそばの遺族らがハロゲンヒーターで暖をとってたとはいえ、腐敗するには早すぎた。 そもそもイヤな腐敗臭はしない。たとえるならば、温泉街の硫黄の臭いに似ている。 亡くなる直前、自力で排便できないほど弱っており、不謹慎な比喩だが地獄の餓鬼みたいに、 おなかがぽっこり膨らんでいた。腹腔内にたまった糞尿が逆流したのかとも考えられたが、 とするならば臭いでわかろうというもの。 たま~に、こんな現象が起きるそうだ。 某サイトで人に意見を仰いだところ、『死因によっては、遺体の穴から血液や体液が 漏れる事が良くあるそうなので、単純に血液と体液が混じったものだったのでは? 静脈の血は比較的黒っぽく見えますし、死後時間が立てばより黒ずむ事も有ると思います』だとか、 『「黒い血」で調べてみると、女性の生理時の出血や、病気による吐血または死亡後に、 何らかの組織と血液とが混ざり、黒っぽい「体液」となって出る…ようです』との回答を得られた。 |
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28 :
名無し
: 2010/05/12 23:17:59
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たまには名人の話でも。しかも最恐のを。 |
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29 :
名無し
: 2010/05/12 23:18:13
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これってなんなん? 以下、コピペ。 centrino8cさん アステカの祭壇について『これは皆さんへの警告です、読んでください』 (特に量子物理学に精通されているかたへ) 私は長年、量子物理学を研究しており、最近まで某外資系複合企業のシンクタンクで 量子力学による量子テレポーテーションに関する研究をしておりました 数ヶ月前、わたしはアステカの祭壇の話を耳にしました(知らない人は、調べようとしないでください) 深刻な話題に感じたので、興味や好奇心もあり、アステカの祭壇に関しての 書物やWEBでの関連文章などを読みあさり、なにか科学的な根拠があると思い 半ば趣味で調査しておりました 写真ということで大学院時代の光学専攻の知り合いにも協力を求めました 私が数ヶ月で得た研究の結果は想像を絶するものでした アステカの祭壇現象はけっしてオカルトや心霊現象なんかではありません 心霊現象なんかより科学のほうがよほど怖いと思い知らされました。 今回はそれについて言及をしようと思ったわけではなくて 私と同じ考えを持った方で科学に精通されてる方は絶対に深入りをしないでいただきたいということ 調べて得られるものは、自己の否定、この世界そのものの否定につながるということ この世界の存在意義、自分という自分はいったいなんなのか 私は病気です |
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30 :
名無し
: 2010/05/12 23:18:25
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私は現在精神を病んでます、精神安定剤なしでは生活できない現状です 生きている意味も見出せないし、この世界が何なのかも理解できなくなりました 見えているものが本当に存在するのか、そもそも見えているということは何なのか 私はこの数ヶ月間恐ろしいほどの脱力感と絶望感に苛まれています 新聞社やテレビ局を通じ訴えようにも取り合ってもらえませんでした 会社の上司にこのことを報告したら気がふれていると思われたのか 自宅謹慎を命じられ、そのまま自主的に会社は退職しました 私は現在、このことを公にする手段を模索しています 何を訴えたいかというと、研究の結果ではありません 決して興味本位で調べるなということ 私は、後悔という言葉では足りないほど後悔しているということ あと決して自殺予告ではありません 以上、長文ですが失礼いたしました。 ……意味不明なんだが、誰か詳しい人いる? |
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31 :
名無し
: 2010/05/12 23:18:42
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32 :
名無し
: 2010/05/12 23:18:53
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股間の手は何なんだ 右足も2本有る |
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33 :
名無し
: 2010/05/12 23:19:10
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山間部をドライブしてたら、奇妙な生物の死骸を発見した! その1 山間といっても、きちんと舗装されているし、道幅も広く快適に走行できる。 おれがハンドルを握り、助手席にカミさんを乗せて走行していると、 前方のセンターライン上に黒い塊が横たわっているのが見えた。 てっきりタヌキでも轢かれているのかと思った。ピクリとも動かない。死んでいるらしい。 が、近づくにつれ、タヌキでないことがわかった。 おれは対向車や後続車が来ないことをいいことに、その死骸の真横に車を横づけし、 しげしげとそれを観察した。 車に撥ねられたのが原因で死んだのであろうが、幸いにして激しい損傷は見られない。 猫に似ている。いや……似ているにすぎない。猫にしては異様に手足が長すぎるのだ。 頭部は猫というよりも、豹っぽい凶暴そうな顔をしており、だらしなく開いた口には びっしりと鋭い牙が並んでいた。色は茶褐色で淡い縞模様が入っていたような…… およそ日本で生息する動物とは思えなかった。おれはひと目で、UMAの『雷獣』のミイラを連想した。 それほどアレに似ていたのだ。 |
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34 :
名無し
: 2010/05/12 23:19:29
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その2 助手席のカミさんもが、「なにコレ? 気持ち悪い生き物……猫じゃないわよね?」と身体を震わせた。 おれは死骸を回収し、しかるべき研究施設に持ち込んで、DNA鑑定でもしてもらいたいと思ったのだが、 さすがにカミさんに猛反対された。こんな気味の悪い生き物の死骸を車に乗せるなんて汚らわしいんだと。 仕方なくその場をあとに。 半日すぎた。次にその場所を通ったときには、すでに死骸はなかった。誰かが片づけたか、 カラスの群れがたいらげてしまったのかもしれない。あとになって、おれは猛烈に後悔した。 死骸を回収する件はあきらめたとしても、せめてケータイのカメラで証拠を収めておくべきだった。 後日談。ネットで検索したところ、江戸時代当時に落雷とともに現れるといわれる妖怪として騒がれたのは、 ハクビシンの誤認説が有力らしい。 上の画像はハクビシンだが、誓っておれが見た死骸とは顔は別物だし、これほど胴体が長くなかった。 アレはいったい、なんだったんだ? |
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35 :
名無し
: 2010/05/12 23:19:49
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怖くはない。神秘的な話を。 天才アルピニストと呼ばれた長谷川恒男をご存知だろうか。 ヨーロッパ三大北壁を次々に冬季単独登攀で攻略した、まるで走るように垂壁を登ったと言われる登山家だ。 (1991年にパキスタンのウルタルⅡ峰登攀中、雪崩に巻きこまれて転落死。享年43歳) 彼の著書に興味深い描写がある。 登山している最中、いくらプロとはいえ、自分は落ちるのではないか、という不安にかられることがある。 そんなとき頭に何者かの、こんな言葉がかすめたそうだ。「おまえは絶対に落ちない」と。 そう励まされ、彼は平常心を保つことができた。すると今度はこんな『症状』が。 『肉体と精神とが分離したような、少し離れた空間から自分自身の行動を見つめているもうひとりの自分自身の存在に気づいた。 もうひとりの私が、動作を逐一観察して、正確に登れるように、的確に導いていくような状態だった。』 他にもこんな記述が。 『単独登攀の場合、小さなミスが即、生命にかかわる。ミスを犯さないためには、自己管理をキチンとすることが大切だ。 本当は無我夢中という状態ではいけない。 ところが、手足は勝手に動いていく。非常に長い時間にわたって登ることに没頭している。そのなかで、自分の身体と意識とが 離れていくような状態がこの日に起こった。心身離脱というのだろうか。心と身体がバラバラになり、動いている自分を別の空間から 見ているような気がする。これはとてもおかしな気分だ。 後日、禅の僧侶にそのときの話を伝えた。「その状態になるには、禅の修業をしても30年以上はかかる」と言われた。「山でよかった。 下界でやってたら悪霊が入って、君はおかしくなっていただろう。山には精霊しかいないのかもしれない」とも。』 生前の長谷川恒男は、この話をよくしたものだ。 単にクライマーズ・ハイと片づけるには安易すぎる。実体験者ならではのリアルな話だろう。 |
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36 :
名無し
: 2010/05/12 23:20:01
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不謹慎だからこの話はしたくなかったのだが……あえてカキコする。 1985年8月、御巣鷹山に日本航空123便が墜落した事故で、怖い話がある。 とある自衛隊員が書いた本から読んだ内容だ。実際の墜落現場で遺体収容活動に立ち会った先輩隊員に聞いたそうだ。 先輩は某基地のヘリコプターで現場の遺体を回収し、直線距離で約45キロ離れた群馬県藤岡市へと搬送していたパイロットだったらしい。 市内にある市民体育館に遺体検視兼安置所が設置され、そこで検視と身元確認作業をするためだ。 先輩パイロットは現場と藤岡市を往復するのだが、その間、無線で本部と連絡を取り合おうとするものの、 まったく無線が使い物にならなかった。 なぜなら、無線を通して、人間の断末魔の悲鳴や絶叫が聞こえてくるのだと。 リアルタイムでそんな声が聞こえてくるはずもない。 彼は言ったそうだ。「きっと、墜落現場に強烈な念が残ってるんだな。成仏してください、ナンマンダブ……」 常時、無線のスイッチはオフにしたまま活動したそうだ。 |
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37 :
名無し
: 2010/05/12 23:20:30
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これ、他所から拾ってきたんだが、誰か詳しい人、検分してくれ。 実に衝撃的な内容なのだが。 以下コピペ。 >>鬼門を開ける方法 本当に、人生が嫌になったらこれを試してください。 1:秋葉原駅から日比谷線に乗り、茅場町駅で降りてホームを八丁堀方面に 行くと、鉄格子の下に塩がおかれてるので、それを足で蹴散らしてください 2:そのまま東西線に乗り換え、高田馬場駅で降りてホームを西武新宿線乗り換え方面に 行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください 3:そのままもう一度東西線で茅場町駅で降りて改札をくぐり、4a出口の階段の下に 米を10粒たらしてください 4:そのまま日比谷線の茅場町駅に乗り、築地駅で降りてホームを築地本願寺方面に 行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください 5:そのまま日比谷線に乗り、目を閉じてあなたが一番したいことを考えながら 手を組んでそのまま乗っていてください。 ……これ、本当? |
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38 :
名無し
: 2010/05/12 23:21:00
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>>37 この手の話は信じる人信じない人がはっきり分かれるけど、 俺はこういう話は信じちゃう方。 だからやりたくない。(´・ω・`) 昔アンビリバボーで、「霊道が開いた瞬間」という心霊写真を見て 本気で震え上がったw |
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39 :
名無し
: 2010/05/12 23:21:14
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あんまり怖くない話。 その1 おれの心霊体験とのファーストコンタクトを紹介しよう。 もっとも、ソレを霊と決めつけるのは時期尚早なのだが。 子供のときだ。夜、家族集まって居間でテレビを見ていた。 9時前だったはず。ドリフを見ていたのを憶えているからね。 何気なくカーテンを開けた窓の方に目をやった。 窓はちょっと高い位置にあり、上側3分の2が透明で、夜の空が見えている。 残りの下側は曇りガラスになっているわけだ。 テレビはおれに対して右斜めの方向。窓はちょうど真正面に位置している。 そのときだった。 窓の右端から、三角形の形をした一見、布状の白いモノが左へスライドしていくのだ。 言うまでもないが、窓の外側(ちょうど透明の部分と曇りガラスの境目から10センチほど上に出た位置)を、 密着するような感じで一定の速度で移動していく。 断っておくが、窓の向こうは公道ではない。 単なる家の敷地内にすぎず、右側から知らない人間が歩いてくる道理はない。 ありえるはずがない。泥棒でもないかぎり。 だが、おれにはてっきり人が歩いてきたと思えたんだ。 一瞬、田舎のばあちゃんがかぶっている手ぬぐいのほっかむりの先端を連想した。 だから、おれの祖母(ちょっと離れた本家に住んでいる)が何かの用事でたまたま窓の向こうを 歩いているのかとも思った。 |
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40 :
名無し
: 2010/05/12 23:21:26
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その2 そのわりには……おい、待てよ。 あのガラスの位置に頭の先端が映ろうとなると、空中を浮遊していることになるぜ! だって、外の地面からあの窓の位置までは、ざっと2メートルは達するんだ。 ウチのばあちゃんなわけがない! 仮に2メートルを越す人間が歩いていたとしても、人間歩けば、ヒョコヒョコと頭の位置が上下に揺れるはず。 その白い布状のモノはまったく上下せず、左に流れていくのだ。 おれは恐怖を憶えたというよりも、なにがなんだか訳がわからず呆気にとられていたが、 とっさに身体を起こし、窓に走った。 が、時すでに遅し。ソレは窓の左端に達し、死角で見えなくなった。 おれが窓に寄り、夜の敷地内をのぞいたが、そこには誰もいなかった。 冷静に分析した。もしや、ビニール袋でも風に吹かれてきた可能性も捨てきれない。 でも、その夜はほぼ無風。よく確認したつもりだが、ビニール袋らしいものは落ちてはいなかった。 いったいアレはなんだったんだろう? これを霊の仕業と決めつけてはいないものの、釈然としない。 実はそれ以降、おれは家でいろんな体験をすることになる。 |
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41 :
名無し
: 2010/05/12 23:21:40
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ちなみに鬼門を開けるとどうなるの? |
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42 :
名無し
: 2010/05/12 23:21:50
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鬼門は悪霊の流失を押さえ込んでるわけで…… 開けば、ドバッとロクでもないモノがあふれ出てくるんだろうな。 誰か試してみ。 パンドラの箱を開けてみたいとは思わんかね? |
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43 :
名無し
: 2010/05/12 23:22:02
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その1 かれこれ30年前の話。 おれのオカンの姉さんが、ご主人をガンで亡くした。40代の若さだった。 よほどショックだったのか、もぬけの殻みたいになってしまった伯母。 しばらく仕事を休み、足繁く旦那の墓参りに通ったものだ。 伯母の様子がおかしい、と電話が入ったのはひと月経つか経たないころだった。 電話の主はオカンの5姉妹の長女。ちなみに伯母は2番目だ。 なんでも夢遊病者みたいに、夜中に寝床を飛び出して屋外をさまようになったのだと。 その間、まったく意識がないらしい。フラフラ道を歩くわけだから、もしも車に撥ねられたらと思うと、 気が気じゃない。だからオカンら含めた妹も呼び、急きょ、家族会議を開くことになったわけだ。 協議の結果、伯母の夢遊病の原因は、主人を亡くしたことによる心的外傷だろう。 とすれば、時間が解決するのを待つしかない。しばらく様子を見れば、快方に向かうのではないか。 その間、伯母には子供もおらず家に帰っても孤独なので、いっそのこと長女の家に同居させて、 静養させようということになった。 伯母は長女と一緒に寝床に入った。万一にそなえ、おたがいの手首にヒモを結わえてある。 夢遊病は始まった。 伯母はパジャマ姿のまま、しかも素足で外へ出てしまう。ヒモで引っ張られた長女も起こされ、 着のみ着のままあとをついていくしかない。 さんざんアテもなく数時間にわたって外をさまよった。これはたまらんと、長女は伯母を平手打ちし、 正気を取り戻させた。そんなことが連日連夜続くわけだ。 伯母はもちろん、それに付き合わねばならない長女の気力・体力も疲れきってしまった。 |
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44 :
名無し
: 2010/05/12 23:22:18
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その2 ある日、仲のいい隣人がこう声をかけてくれた。「ものは試しで、拝み屋のAさんに見てもらったら? これは普通ではないような気がするわ」 拝み屋のAさんって人は、地元では有名な霊媒師のおっさんだ。 わざわざ遠方からも除霊を頼みに訪れる客がいるほどの人気ぶりなんだ。 本人曰く、自分自身に加持祈祷する力があるのではなく、その民家の土地に神様がおられ、力を貸してくれるんだそうな。 ワラにもすがる思いで、長女とおれのオカンは叔母をつれて、霊媒師の家を訪ねた。 霊視の結果、驚くべきことを言われた。 なんでも、伯母にはよくない霊が無数に憑いている。 それもこれも、主人を亡くしてから日課のごとく墓参りに行ったことに端を発している。 伯母は親切心で、墓参りに行くたびに周りの清掃をしていた。それも無縁仏の墓も含めて。 成仏しきれぬ霊魂がついてきてしまい、イタズラをしていると霊媒師は言ったそうだ。 しかもそれだけじゃない。『低級の神様』なるものが憑依しており、そいつが夢遊病の原因なんだと。 霊媒師曰く、「見た目は半人半獣の神様だ。上半身が男の姿、下半身が虎の形をしている」 まるでケンタウロスみたい、とおれのオカンは印象をもったそうだ。 除霊の最中、トランス状態に陥った伯母はその場で暴れ出し、しぼり出すような男の声で、 「酒だ! 酒を持ってこい!」と騒いだのを目の当たりにしたらしい。 加持祈祷の効果があったのかどうか知らないが、伯母の症状は徐々に沈静化に向かい、本来の平静を取り戻した。 叔母は当時を振り返っても、まったく記憶が残ってないという。そんなアッケラカンとした表情をされるので、 おれのオカンはいつも、「あれほどみんな苦労したっていうのに、まったく無神経な姉!」と、ちょっとむくれる。 |
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45 :
名無し
: 2010/05/12 23:22:29
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その1 地元のとある集落では、口にするのも憚られる怪談がある。 霧が立ちこめた日に峠を越えようとしてはいけない。決まって鎧武者の幽霊が現れるというのだ。 ことの経緯を聞くと、これが横溝正史の『八つ墓村』にソックリな内容に驚く。 まともに描写すれば長くなるので、箇条書きにまとめてみた。 1.戦国時代、その集落に7人の落ち武者が流れついた。 追っ手に追われている身なので、どうか私たちをかくまってほしい、と村人らに懇願する。 村人らは一致団結して、落ち武者たちを隠す。 2.しばらく経ったある日、追っ手とおぼしい敵の武将が集落を訪れる。 (現在でこそ、峠が開通し、隣の集落と行き来できるものの、当時はそこで行き止まりだった。 シラミ潰しに捜索してきたのであれば、集落が最終捜索ポイントだったので、そこに潜伏していると 踏んだのだろう) 「最近、ここに数人の落ち武者が流れ着かなかったか? 隠し立てすると容赦ないぞ。 むしろ、落ち武者を発見した者には褒美を出そう」と武将が村人をそそのかす。 3.褒美に目がくらんだ村人数人が、落ち武者の居場所を密告してしまう。 ついには捕らえられた7人の落ち武者。その場で処刑されることに。 その際、彼らは口々に叫んだという。「よくも私たちを売ったな! この恨みは忘れぬ。おまえたちの 末代まで祟ってやる!」 処刑後、落ち武者たちはその集落の片隅で埋葬された。 |
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46 :
名無し
: 2010/05/12 23:22:42
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その2 4.そして近年。 その集落から、隣の集落に行き来できる道路の開発が始まる。 この工事の最中に、次々とおかしなウワサが飛び交う。 あるパワーショベルの運転手は、「エンジン音に混じって、どこからともなく男の甲高い笑い声が聞こえてきた」と訴えた。 別の作業員の1人は、「霧が出てくると、決まってアイツらが現われる。ガシャン、ガシャンと硬いものが こすれ合う音が聞こえてくるんだ。あれはきっと武者が歩いたときの甲冑のこすれる音にちがいない。 それに岩になにかを激しく突き立てる音も聞こえてくるんだ。槍か刀の切っ先を叩きつけるみたいに。 ああやって、おれらが工事することに警告してるつもりなんだろうなあ……」 笑い声や怪音ならまだしも、ついに人死にが出た。 作業中の不慮の事故から始まり、なかには考えられないような事例も発生。 なんと、ミキサー車の後部上方に取りついている投入口に作業員の頭がはさまり、ねじ切られたという陰惨な死亡事故が起き、 工事は一時中断されたというのだ。(どんな経緯で、そんな事故に至ったかまでは裏づけが取れず) もはや、ただごとではない。工事責任者は祈祷師を呼び、除霊させようとした。 霊視の結果、この集落では過去に1~3のような出来事があったということを見抜いた。 7人の落ち武者は未だ恨みを抱いており、この地にかかわる人間を7人殺さねばおさまらないという。すでに工事関係者が3人…… あと4人も(ましてや集落とは関係のない部外者なのだが……)死人が出てはかなわないと、工事は中途半端のまま放棄された。 どうだろう、『八つ墓村』の筋と酷似していないだろうか? その後、度重なる除霊の甲斐があったのか、幽霊騒ぎは鳴りをひそめた。 ふたたび道路工事が始まり、ここ20年のうちにようやく開通した。 おれの親父が若いころは、幽霊話なんか鼻で笑ったものだが、この集落の鎧武者の件に及ぶと、表情を変え、 言って聞かせたものだ。 「興味本位で、あそこへだけは行くべきじゃない。命の保証はないぞ」 今もなお、霧の多い日は、ガシャン、ガシャンと甲冑のこすれる音が聞こえてくるという。 |
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47 :
名無し
: 2010/05/12 23:23:11
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その3(後日談) 以前勤めていた会社の先輩がその集落出身だった。たまたまその集落内にある公民館を貸しきって 忘年会の余興の練習をかねた仲間数人の飲み会があり、おれも参加させてもらった。 酒が入り、悪趣味にも怪談話に花が咲いた頃合を見計らって、おれは先輩に聞いてみた。 「このあたりって、例の鎧武者のコレが出るって有名ですよね。今から見に行ってみません?」と、 本当は行く気もないのに、水を向けてみると予想もしないような反応が。 「……お、おまえ、なに言ってんの? 知らない、知らない。そんな話、聞いたこともないよ」と、 さっきまで赤ら顔で騒いでいた表情が血の気が引くのがはっきり見て取れた。 「そんなことより、コッチの話題を聞いてくれよ!」と、先輩は空元気を出して、やたらと話をそらそうとする。 あまりにも白々しすぎた。 結局、この話はうやむやにされた。この怪談は彼にとってはタブーだったらしい。 もしや……彼の先祖が密告したんじゃ?と、ひそかに疑うおれなのだった。 |
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48 :
名無し
: 2010/05/12 23:24:10
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グロ系で御免! かれこれ10年前の話。 美容室勤めの20歳のA君が突如行方不明になったと、地元新聞が伝えていた。 行方不明になる当日までふつうに職場に勤務しており、帰宅後、19時すぎに同居している母親に、 コンビニへ買い物に行ってくると告げて外出したそうだ。 ところが待てど暮らせど帰ってくる様子がない。 心配した母は、てっきり知らない間に帰ってきているかもしれないと思い、A君の部屋を覗いてみることにした。 外出するときはいつも持ち歩いているはずの財布とケータイが残されているではないか。 にもかかわらず、A君は見当たらなかった。 やきもきしながらその夜がすぎ、翌朝になって捜索願が出された。警察は事件・事故の両面を視野に捜査に乗り出した。 ところが、警察・地元消防団の捜索も虚しく、A君は見つからなかった。 3ヶ月の月日が流れた。 A君の家のすぐ近くの裏山で、変わり果てた彼の遺体が発見された。 首吊り自殺をしていたのだ。遺書はなかった。衝動的なものだったのかもしれない。 コンビニに出かけるといったあの日、直後に縊死したのは明白で、それ相応の腐敗が進んでいた。 縊死した場合、肉体の腐乱が進むと、頚椎だけで全体重を支えきれなくなる。 結果、首から下が断裂してしまうパターンがよくある。 まさしくA君もそうだった。 生い茂った林の中、暗闇に腐乱した首だけがロープにつながったまま、プラプラ揺れていたという。 その下にはクタクタになった肉片が山積みになっていた…… |
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49 :
名無し
: 2010/05/12 23:24:22
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その1 以前、勤めてた会社の2軒隣にラブホテル・Nがあった。なぜかキ○ィーちゃんをメインキャラクーに起用し、 女性にもっぱらの評判の店だった。おれは入ったことがないが、部屋の内装もキ○ティーが描かれ、 ブランコや滑り台があるという、なんとも奇抜な趣向で有名らしい。そこでどんなプレイがされるのか、 とても想像がおよばない。とてもサン○オに許可をいただいているとは思えないんだが…… ある日、おれんところの社内で妙なウワサが流れた。 最近、そのラブホテルの一室で、女性客のバラバラ死体が遺棄されていた事件があったというのだ。 おそらくカップルでホテルを訪れ、室内で女を殺害。浴室で解体し、ゴミ袋に入れて、 ダブルベッドの下に放置していたらしい。男は先にチェックアウト。 数日経ったある日、異臭に気づいた掃除婦が第一発見者だった。 男は未だ逮捕されていない。解体に使うモノを用意しているところを見ると、計画的な犯行だったらしい。 初めはあくまでウワサにすぎず、誰も本気にしなかった。こんな田舎で前代未聞の猟奇事件が起きたわりには、 まったく公にされていないのだ。仮にそうだとしても、立ち入り禁止のロープを張り巡らせて営業を停止し、 警察の捜査がいやでも目につくはずだ。 それに2軒隣の出来事であれば、会社に事情徴収をしに捜査関係者が訪れても不思議ではあるまい。 ところがここ数日はそんな様子もなかった。一ラブホテルの経営者が、いくら893とつながりのある男とはいえ、 事件を揉み消すことができるだろうか? しょせんウワサはウワサにすぎないと、誰もがタカをくくった。 |
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50 :
名無し
: 2010/05/12 23:24:33
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その2 しばらくしてから、社内にまた例のウワサの続きが伝播した。 そのラブホテルに殺された女の幽霊が出るというのだ。 さっそく第一発見者の掃除婦が恐れをなし、逃げるように辞めてしまったらしい。利用客も見てしまい、 大騒ぎになったとのこと。 そこまではしょせん人の又聞きにすぎなかったので、おれも信用しかねた。 ところが、しばらくしてから出勤途中でのこと。 出社するにあたって、離れた駐車場に車を停めて、会社まで歩かねばならないのだが、 そのラブホテルのまん前を横切らなくてはいけない。 おれは見た。ホテルの敷地内に盛り塩が盛られてあるのを。 いつもはこんな盛り塩なんかしない主義の店だ。四隅に、こんもりってもんじゃない。 敷地内をグルリと取り囲むように塩でラインが引かれてあるのだ。 おれは連想が思い浮かんだ。これは『結界』だ。 経営者がやったのか、または霊媒師かなにかに助言されたのか知らないが、 一度、外へ追っ払ったモノをふたたび中へ入れさせないために張ったのだろう。 とはいえ、おれにはイヤなイメージが沸かずにはいられない。 もし完全に追い出せていなければ? となると、結界内に封じこめてしまったことになる。 なんだか、すごくイヤなものを見てしまった気分になった。 そのラブホテル・Nは今も外装を新しくし、したたかに営業しているよ。 |
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51 :
名無し
: 2010/05/12 23:24:44
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顔に似合わず 長距離トラックの運転手ひと筋のSさんは豪快な人で知られ、トラック仲間の信頼も篤い。 無類の大酒飲みで地元では有名だ。 だが、ひとつだけ彼が苦手としているものがあった。 熊みたいな巨体、仁王様そこのけのコワモテであるにもかかわらず、霊が見えてしまう体質なんだそうだ。 Sさんが長距離の運転時、もっとも恐れる場所は、とあるトンネル。 トンネル内にさしかかると、イヤな気配がしたと思ったら、運転席の背もたれからニュッと女の幽霊が半身を現わし、 彼を羽交い絞めにして事故させようとするんだとか。 |
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52 :
名無し
: 2010/05/12 23:24:55
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お迎え ひいばあちゃんはおれが中学卒業まぎわに、92歳で逝った。大往生だった。 それまで5年近く自宅で寝たきりになっており、祖母らの手によって介護を受けていた。 亡くなる数日前におれが顔を出すと、床に伏せったままのひいばあちゃんが言ったものだ。 「ほれ、そこ。縁側を見てみい」と、指差した。障子戸を開け、縁側から新鮮な空気を入れている。 午後のけだるい光が廊下に降り注いでいるだけだ。来客はいない。 「笑い声が聞こえるじゃろ。幼馴染みのヨシノとフサエが座って楽しそうに話しているんじゃ。 ワシにも早うコッチへ来て仲間に入れと言うておる」 ヨシノもフサエもとっくの昔に他界している人たちだ。お迎えにあがったのだと言っているのだと。 ほどなくしてひいばあちゃんは息を引き取った。 亡くなる日の前日、遠方に住んでいるため、久しく会っていない数軒の親戚の夢枕に立ち、 別れを告げに現われたと、葬儀のときに聞かされた。 |
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53 :
名無し
: 2010/05/12 23:25:18
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偏ってきた…… グロ系で参ります。 会社の先輩Oさんは20代のころ、わずかな期間ながら葬儀屋でバイトをやった。 バイク事故で死亡した青年の葬儀を担当することになった。聞くところによると、彼は10tトラックと接触、タイヤで蹂躙され、 遺体は原形を留めぬほど破壊されたらしい。小心者のOさんはとてもじゃないが、遺体と対面できなかった。 遺族の手前、見栄えがマシになるよう縫合して『形』は整えてあるらしいが…… Oさんと同僚は遺体がおさまった柩を、病院の霊安室から運び出すことになった。 霊安室は地下にある。1Fに通じる急な階段を、2人して運んでいる最中だった。 同僚が柩の前を抱え先頭を行く。Oさんが後方を受け持っている。 柩を平行に保つべきだった。 階段の勾配に沿って傾けて運んでいると、柩の中で『ガサガサガサガサッ……』と音がして、ホトケが下方に偏ってきたらしい。 Oさんは次の日、辞表を提出した。 |
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54 :
名無し
: 2010/05/12 23:25:30
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まるで天使みたい オカンは昔、小姑とひと悶着したのがきっかけで、親父と離婚を考えた日があった。 その夜、憤懣やるかたなき思いで床につき、明日こそ役所へ離婚届をもらいに行こうとハラを決め、眠りについた。 深夜すぎ、時ならぬ金縛り。 戒めが解けると同時に目を開けると、すぐ目の前に亡くなったはずの>>57の曾祖母の顔と鉢合わせになった。 たがいの鼻と鼻がくっつかんばかりの距離。曾祖母特有だった、落ちくぼんだ目とバッチリ合った。 曾祖母は白い衣装に身を包み、その長い裾をはためかせて、宇宙遊泳するかのようにその場で漂っているのだと。 その姿は神々しく、オカンいわく、「まるで天使みたいだった。まったく怖くはなかった」そうだ。 次の瞬間、曾祖母はこう叫んだ。 「姉さ~~~~~ん! 行かんといてえ!」(生前の曾祖母は、オカンのことを親愛をこめてそう呼んだ) 引止めに現われたにちがいない。おかげで離婚を踏みとどまったとのこと。 |
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55 :
名無し
: 2010/05/12 23:25:41
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怖くて悲しい怖い昔話を…… 一夜官女祭り その1 野里は昔から中津川が氾濫するたびに畑がやられて作物が育たず、村人は悲惨な暮らしを送っていた。 近隣の人々は野里のことを、『泣き村』と呼んでいた。 村人たちが占い師に占ってもらったところ、毎年決まった日に無垢の娘を神に捧げよ、とのご託宣があった。 村人たちはおののきつつも、これで村の難儀が救われるなら、と承知した。 主だった者が夜中に集まり、弓に白羽の矢をつがえて放つと、矢は暗い夜空を飛んで一軒の家に突き刺さった。 矢が突き刺さった家は泣く泣く娘を神のもとへ行かせるしかない。 1月19日の丑三つ時(現在の午前2時)、娘は美しく着飾られて唐櫃(かろうど)に入れられる。 村人たちに担がれて野里の住吉神社境内まで運ばれ、竜の池のそばに放置された。 唐櫃の前には餅、酒、小豆、干し柿、豆腐、ダイコン、それに中津川で獲れたコイ、フナ、ナマズなどが供えられた。 翌朝、村人たちがおそるおそる境内まで行ってみると唐櫃は破られて娘の姿はなく、供え物も食い荒らされていた。 |
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56 :
名無し
: 2010/05/12 23:25:53
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その2 不思議なことにその年、野里は雨風も少なく中津川も穏やかで、久々に豊作に恵まれた。 村人たちは神が生け贄に応えてくれたのだと信じた。 それからというもの野里では、矢の当たった家を『当家』(頭家・頭屋とも表記する場合もある)、 神に供える娘を『一夜官女』と呼び、毎年、娘を神に供えた。 こうして生身の娘を神に捧げ続けて7年目に、ひとりの武士が現われ、 「おかしな話よのう。拙者が娘の身代わりになって神の正体をたしかめてやろう」と言い、娘の着物をまとって唐櫃に入りこんだ。 村人たちは神の祟りを恐れながらも、身代わりの武士の入った唐櫃を神社境内の竜の池のほとりまで運び、逃げ帰った。 翌朝、空が白み始めるのを待って村人たちが境内に行ってみると、唐櫃は壊されて周囲に血が飛び散っており、武士の姿はなかった。 点々とついている血の跡をたどっていくと、隣の申村のはずれに、大きなヒヒが深手を負って絶命していた。 村人たちはこれが神の正体だったのかと言って悔しがった。 このときの武士が武者修行中の岩見重太郎だったといわれる。 武士の武勇はあっという間に広まり、以来、野里は悲しい事実を後世に伝える厄除けの祭りとして、 宮座の当番制により娘たちの命日である1月19日に一夜官女祭りを催すことになった。 同時に境内にある竜の池に乙女塚を建てて官女たちの霊をなぐさめた。 野里住吉神社は大阪市西淀川区にあり、600年も続く奇祭のひとつだ。 |
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57 :
名無し
: 2010/05/12 23:26:37
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猿神退治型説話 『矢奈比売神社の信仰と芸能』(吉川祐子、静岡県民俗学会誌6)によると、 人身御供を要求する怪神を退治する説話は「猿神退治型説話」と分類され、 その中でも犬が退治する型を「早太郎型説話」という。 そして、この「早太郎型説話」 は全国で84例を数える。 ヒヒはマントヒヒのことではなくて、妖怪の一種。 猿を巨大化したような姿で、山中に住み、人間の女性を襲う。 人の生死を予知することもできるともいう。 岩見重太郎がヒヒ退治をしたという話もまた各地に伝わっている。 石見の奥山に住む白ヒヒが毎年娘をさらっていたのを退治したという話が有名だ。 また、早太郎(はやたろう)とか疾風太郎とかいう名前の犬がヒヒ退治をしたという伝説もある。 伝説には類型的なものが多く、ヒヒは猿の延長なので、 犬猿の仲である犬が退治する、という話がつくられたのではなかろうか。 |
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58 :
名無し
: 2010/05/12 23:27:33
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>>57 「怖くて悲しい怖い昔話を……」って、表現まちがってるな。スマソ。 |
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59 :
名無し
: 2010/05/12 23:28:01
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竹林の上を飛ぶ その1 営業の仕事で、とある老夫婦の家を訪ねたとき、聞かされた話。 臨死体験ネタなのだが、よくあるパターンの「三途の川」「お花畑」とはひと味違う、 興味深い内容なのでカキコする。 ばあさんは過去に、インフルエンザに罹って意識をなくし、生死の境をさまよった経験があるそうだ。 病院の床についた重篤なときに、件の臨死体験をした。 ハッと気づいたら、自分は宙に浮かんでいるというのだ。 彼女は直感した。私はいま、霊魂のみとなってしまっているのかも。とすれば、死んでしまったのか? そのうち、自分の意思とは関係なしに、暗い夜空を飛び始めた。 それも漂うってレベルなんかじゃない。高速で空を移動しているのだ。 なにかに引き寄せられるかのように前方へ引っ張られているような感覚がした。 周囲は真っ暗な闇。黒一面の空をものすごい速さで飛び続ける。 さすがに怖い、と思った。高速移動した先に、地獄があるのかも……と不安におののいた。 |
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60 :
名無し
: 2010/05/12 23:28:20
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その2 飛行に身をまかせているうちに、徐々にだが闇に眼がなれてきた。 眼下に竹林が広がっているらしい。どうやら竹林の上を猛スピードで飛んでいるようだ。 彼女はさらに眼をこらした。竹林の様子がおかしい。 それもそのはず。竹といっても、枝が断ち切られ、幹も中途から切断されている。 鋭利な刃物でナナメにカットされ、まるで彼女が失速し、その上に落ちようものなら、 串刺しになるような仕掛けがされているのだ。 落ちるまいと願つつ飛び続けた。 長い時間をかけて竹林を抜けると、前方の夜空に光がさしこんだ。 光に飛びこんだ瞬間、彼女は我に返った。 気づけば病室の天井が眼に入り、彼女は帰ってこれたとわかったそうだ。 彼女は語ってくれた。物静かで、所作が上品の人だった。 「一時は重体に陥り、お医者さんが家族の者を集め、ダメかもしれないと告げたそうなんです。 でも、息子たちはあきらめず、夜通し私の手を握ってくれていたそうなの。 最後の光の向こうで仏様が見えたわ。こうして生還できたのも、 旦那の実家で祀ってある○○(失念)如来のおかげに違いないわ。 それほど熱心に信心していたわけじゃないけど、助けてくれたのかもね」 そう言うと、ホロリと涙を見せた。 |
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61 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:28:43
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シンプルな話ですがどうぞ♪( ^∀^) ある友達同士の男2人がいた。 1人が車の免許を取ったので、2人でドライブに行こうという話になった。 しかしいつしか「肝試しに行こうぜ!」という話になった。 そして地元の肝試しスポットには行ったものの、特に何も起きないで帰路に着いた。 その途中。 車の窓に「コツン・・・」と何かがぶつかったような小さな音が聞こえた。 お互いに(車のタイヤが小石をはねて、それがたまたま窓にでもぶつかったんだろう。) と特に気に留めずにおしゃべりに興じた。 しかしその音は徐々に大きく、そして音と音の間隔が短くなってくる。 じわじわと恐怖感を覚える2人。 そしてついに、 ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!! と、猛烈な音と勢いで車の窓が叩かれて始めた。 窓を見るとそこには無数の手形が付いている。 しかも血もしたたるような真っ赤な手形が数え切れないほど。 あまりの恐怖に叫び声を上げる2人。 運転手の男は思いっきりアクセルを踏み込み、スピードを上げる。 助手席の男は両耳をふさぎ、目を思いっきり閉じて下を向いて悲鳴を上げている。 車内はパニック状態である。 やがて車は、道幅の広い県道に出た。 その頃には窓を叩く音はやんでいた。 ようやく恐怖から解放された2人。 運転手の男はヘロヘロになりながら前方を見ると、灯りのついたガソリンスタンドがある。 ぐったりとしながらガソリンスタンドに車を入れる。 ---つづく--- |
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62 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:29:05
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「いらっしゃいませー。」 バイトの店員らしき青年が出てきた。 「すいません・・・。ガソリンじゃないんです。」 「はぁ?どうしました?」 「こ、この車の窓を・・・拭いてもらいたいんですけど・・・。」 「窓すか?うわ、なんすか!?これ!気持ち悪い手形がいっぱり付いてますね! 何があったんすか?」 「い、いや・・・つい今さっき山の道で・・・。自分らも訳分からないんですよ。」 「そうすか。分かりました。」 やがて窓を拭くべく濡れタオルを持ってくる店員。 見かけとは違い、丁寧に車体や窓を拭いてくれている。 すると店員が声を挙げた。 「うわぁっ!屋根にまで手形が付いてますよ!? なんだよこれ・・・。」 そして店員は車体をきれいに拭き取ると、今度は窓を拭き始めた。 すると店員の様子がおかしい。 運転手の男がたずねてみる。 「どうしたんですか?」 「(ゴシゴシ)あれ?(ゴシゴシ)おかしいな、落ちない。(ゴシゴシ)」 「落ちないんですか?」 「はい、落ちないっす。どんだけ濃い手形なんだよこれ・・・。あれ?」 「どうしたんですか?」 「なーんだ・・・。落ちないはずですよ、これ。」 「何か分かったんですか?」 「だってこの手形、窓の外じゃなくて内側に付いてるんですもん。」 ---完--- |
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63 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:29:26
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南アフリカに1人で旅行に行く事になった男性の話。 大変治安が悪い為に1人で行くことを家族を初め周囲の人間は止めた。 しかし本人は「大丈夫だよ」と取り合わない。 仕方なく友人は、 「もし万が一路上で強盗に捕まったら、 "俺はエイズだ。"と答えておきなさい。 そうすれば相手は恐れて離してくれる。」 果たして事件は現実に起きてしまった。 夜、添乗員の注意を聞かずに町の中でも特に治安の悪い地域を 興味本位でブラブラ歩いていたら、屈強な黒人男性の強盗に 腕をつかまれ、路地裏に引き込まれたのだ。 しかしナイフを突きつけられているこの期に及んでも、男性は余裕がある。 英語で、 「I am getting AIDS.!(俺はエイズにかかっている!)」 と答えた。 これで相手はビビって立ち去るはずだ。 南アフリカと言えば世界でも有数のHIV感染者が多い国なのだから。 すると強盗の黒人男性は怒りの表情をニヤニヤと崩し、 静かに男性に語りかけてきた。 「Me too.」 |
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64 :
名無し
: 2010/05/12 23:29:47
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はぐれ猿 今も昔も、田舎では田畑を猿に荒らされるのは深刻化されている。その被害を猿害という。 ニホンザルは天然記念物として指定されているのは周知のとおりで、当然殺傷してはならない。 ニュースで見た人も多いと思うが、地元の農家はエアガンで武装して、せいぜい追い返すのが関の山。 とはいえ実際のところ、そう甘いことも言っていられないのが実情だったりする。猿は群れを形成して行動するため、 田畑に侵入を許したくらいなら、アッという間に作物は食い尽くされてしまうのだ。 そこで古来より猟師の中では、群れからはぐれた猿のみを仕留めるのを生業とする「はぐれ猿」専門のハンターがいるらしい。 (現在もいるのかどうかは知らないけど)そうやって間引きするしかない。ただ、なまじ人間に近い種だから罪悪感もある。 あくまで「はぐれ猿」のみを始末するだけだ。専門ハンターの存在はタブー化されており、秘密裏におこなわれるそうだ。 猟銃を持った人間に追いつめられた猿が最後の瞬間、どんなポーズをとるか知っているか? なんと、猿は両手を合わせ命乞いするのだ。 ここからは人に聞いた話。 ある「はぐれ猿」専門のハンターが、子を身ごもった母猿を追いつめた。例のごとく命乞いしたそうだが、 問答無用で子もろとも、仕留めたらしい。 数年が経ち、ハンターに孫ができた。 その孫は全身毛むくじゃらで、猿にそっくりな顔をしており、生後間もなく死んだらしい。 殺生を生業とする人の家系に障害をもった子や孫が生まれる確率は高いと言う人もいる。 (じゃあ、海の漁師は?とツッコまれたら返答に苦しいけどな!) |
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65 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:30:20
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>>64の話を読んで思い出した話をひとつ。 昔々の江戸時代。 貧乏旗本の男が、裕福な商人の娘を妻にもらった。 娘はそれは美しく気立ても良かった。 やがて2人の間には娘が生まれたが、その娘は父にも母にも似ていない 醜い顔立ちをしていた。 母親はとても可愛がったが、父(男)はどうしても愛情を注ぐ事が出来ず、 一緒に遊ぶ事をせがまれても断るどころか暴力まで振るう始末。 そして男の身勝手なイラ立ちが頂点に達したある夜。 男は娘を連れて散歩に出かけた。 それまで父親に外に連れて行ってもらう事などなかった娘は大はしゃぎである。 しかし男の腹の中は決まっていた。 近所の沼のほとりに差し掛かったとき、娘を沼に突き落としたのだ。 外は夜。 人通りもほとんど無いこの時間では助け声も届かない。 しかもその沼は相当に深く、一度沈んだら絶対に死体は上がってこないと 噂の場所である。 やがて水面が静かになった。娘は溺れて死んだのだ。 その事を確認し、悠々と立ち去る男。 家に帰ったら「娘がさらわれた。」と一芝居を打つ事も忘れない。 悲しみにくれる妻を慰めて葬儀も盛大に行なった。 それから数年後。 2人の間には新たな娘が生まれた。 今度の娘は妻に似てとても美しい。男にもどことなく似ていた。 男は大喜びでたいそう可愛がった。 そして男はある夜、妻と娘とともに夏祭りに出かけた。 途中妻は急用のために先に家に帰った。 男は娘を連れてのんびりと散歩していたが、 偶然にもかつて最初の娘を突き落として殺した沼の近くを通りかかった。 嫌な記憶だが、今の自分には美しい娘がいる。 臆する事無く沼の近くに行くと、娘が静かに口を開いた。 「今度は突き落とさないでね。」 |
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66 :
名無し
: 2010/05/12 23:30:40
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他で見つけた話のコピペなんですが、意味わかる方いますか? 私は全然わからないので、解説お願いしますm(__)m ある昼下がり。 小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。 「お母さん!どこにいるの?」 叫ぶ少女。 だが答えは無い。 そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。 「ここね!ここにいるのね!」 そう言って少女は扉を開けた。 だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。 何も無い家の中心にポツリと置かれている。 少女はそっと手に取り、読み始めた。 5月16日 明日は楽しい楽しいクリスマス。 プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。 5月17日 サンタさんがこない。 サンタさんがこない。 サンタさんがこない。 5月18日 昨日はとっても楽しかった。 サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。 でもおかしいなぁ。 そのプレゼントどこに置いたんだろう? 9月33日 時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。 12月65日 今日ね、お外に出てみたの。 そしたら人がいっぱいいたんだよ。 いっぱいいっぱいいたんだよ。 でもみんな変な色だった。 なんでかな? 少女は突然、日記帳を閉じた。 少女は気付いてしまったのだ。 そう。少女は、気付いてしまったのだ…。 |
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67 :
名無し
: 2010/05/12 23:31:06
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>>66 おれには皆目見当もつかん。なんでまた、こんな回りくどい表現するんだろな。 「ここ」 久々に心霊ネタから外れてみるか。 究極的に一番怖いのは、やはり生きてる人間そのものだろう。 以前、某P便で宅配便のアルバイトをしていたことがある。そこの先輩の体験談。 先輩は、ド田舎のとある一軒家に荷物を届けに行った。最後の荷物だったので気もゆるんだせいもある。 そこのおばあさんと話が弾み、ちょっと長居してしまった。 立ち去ろうとしたところを、おばあさんに呼び止められた。 「お兄ちゃん、折り入って頼みがあるんだけど……ムリを承知で言わせてね。 実は私んとこの一人息子が、A町の病院へ定期検診しに行かなきゃいけないのよ。 この子、足がないもんだから、すまないけど、町まで送ってやってくれない?」 どうせA町にある営業所まで帰らなければならないのだ。別にかまわないと返事した。 息子は40男。助手席に乗せ、車を走らせた。 無口な人だった。さすがに沈黙ばかりしてもいられず、先輩はいろいろと社交辞令的に話しかけることに。 曲がりくねった山道を走行しているときに、フト聞いてみることにした。あたりには民家はない。 「で……おじさん、病院へどんな定期検診受けに行くの? どこが悪いんです?」 「おれか?」40男は振り向いた。そして、「ここ」とコメカミを指差し、ニタッと歯茎を見せて笑った。 目の焦点が合っていなかった。 先輩は無心論者のくせに、心の中で神様~!と叫んだ。 |
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68 :
名無し
: 2010/05/12 23:35:07
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>>67 「回りくどい」 ですね、ヤフー知恵袋でこんなのがありました、たぶん大体あってるん でしょうが72さんがおっしゃる通り、回りくどいですね、 >今日ね、お外に出てみたの。 >そしたら人がいっぱいいたんだよ。 上記のでそうかなぁという感じはしてたんですが、なんと言うか しっくりこない、ヤフのを聞いてもしっくりこないなぁ ホントのところはどうなんでしょう? 小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。 (女性ホルモン)(卵巣)(1個の無精卵) 「おかあさん!どこにいるの?」 叫ぶ少女。だが答えは無い。 そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。 (家=子宮) 「ここね!ここにいるのね!」 そう言って少女は扉を開けた。 だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。 (日記帳=跡) 何も無い家の中心にポツリと置かれている。 (堕胎したから) 少女はそっと手に取り、読み始めた。 5月16日 明日は楽しい楽しいクリスマス。 (楽しいクリ○リス=セッ○ス) プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。 (精子がいっぱい) 5月17日 サンタさんがこない。(サンタ=赤=生理) サンタさんがこない。 サンタさんがこない。 5月18日 昨日はとっても楽しかった。 サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。 でもおかしいなぁ。そのプレゼントどこに置いたんだろう? (受精した精子以外はなくなる) 9月33日 時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。 (堕胎が許されている20週の期限が迫る) 12月65日 今日ね、お外に出てみたの。(十月十日で出産) そしたら人がいっぱいいたんだよ。 (医者、助産婦、看護士、お父さん) いっぱいいっぱいいたんだよ。 でもみんな変な色だった。なんでかな? (手術服) 少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。 そう。少女は、気付いてしまったのだ・・・。 (その次の卵子である自分は、生まれることはないのだと…) このコピペが答えのようです あとユダヤ人が何とかという説もありました |
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69 :
名無し
: 2010/05/12 23:35:20
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「美佐子はどこへ行った!」 また宅配便ネタ。今度はおれが体験したのを。 年末の押し迫った時期に僻地で配達をしていた。12月は日が傾くのも早い。あれよという間に周囲は真っ暗になった。 その荷物の行き先は、墓場を突っきった先にある一軒家。営業車は入れないので、歩いて届けに行くしかない。 墓場の横に車を停めてたら、いきなり運転席側の窓の外にばあさんが現われた。びっくりしたのなんの。 コンコンと叩いてきたので窓を開けた。ちゃんと脚はついてる。 「お兄ちゃん、A町まで行くんかね? よかったら乗っけてくれない?」 「いや、反対側のB町へこれから配達しに行かないといけないんですが」 「そうけ……そりゃ残念」 ばあさんはあきらめた様子でA町に向けてヨタヨタ歩き始めた。なんだか足元がおぼつかない。 とりあえずおれは車を降り、荷物を持って墓場を突っ切った。こんなところで長居はゴメンだ。 ダッシュで荷物を届け、ものの3分と経たないうちに、車のところまで戻ってきた。 車のそばまで来たとき、唖然とした。 今しがた断ったはずのばあさんが、助手席側のドアを勝手に開け(降車のたびに、いちいち施錠しなかった)、 座席に置いてあった備品やおれのバッグを外へ放り出しているのだ。それこそ投げ捨てていた。 そしておもむろに助手席に乗りこんだ。 立派な営業妨害だったが、あきれるとか怒りより、墓場の横での出来事なだけに寒気がした。 おれはばあさんに言った。「さっき、A町へは行かないと言ったじやないですか。タクシー代わりにしないでくださいよ」 「そんなこと言わんと。年寄りを大事にせにゃあならんよ、兄ちゃん」 「ホント、B町へ向かうんですってば」 「今日はもう遅いで。明日にしとけ」 こんな押し問答があって、時間も時間だったし疲労困憊していた。どうせB町への配達は明日にしてもかまやしない。 おれも物好きだ。結局ばあさんに根負けして、A町まで送ってやることにしたのだ。 車中ではワケのわからぬことを口走る。「アタシはあの女に好かれてないんじゃ!」「それより、美佐子はどこへ行った!」 思いっきり酒臭かった。しこたま引っかけていたらしい。 ……なんじゃそらってなオチでスマン。 |
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70 :
名無し
: 2010/05/12 23:35:40
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読んでて面白いよ。 やるなお前ら。 |
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71 :
名無し
: 2010/05/12 23:36:00
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>>69 頭に「xxx!」とキャプションを付けると妙な臨場感が出るね。 何というかウルトラQ感。 |
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72 :
名無し
: 2010/05/12 23:36:14
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有名な皇居の「人柱」事件 大正14年6月某日の『東京日日新聞』朝刊に、「宮城二重櫓(やぐら)の地下から立姿の4個の『人柱』現はる」 という見出しの記事が掲載された。 大正12年の関東大震災で倒壊した皇居の二重櫓の改修工事中に、工事に参加していた人夫のツルハシが、 カチンという音をたてて何かにぶつかった。不審に思い、人夫がそこの赤土を取りのぞいてみた。 するとどうだ。驚くべきことに、人骨が立ったままの姿勢で埋められていたのだ。 しかも付近を掘り下げると、一定の間隔をおいて何体もの人骨が、同じくの立ち姿で発見された。 それのみならず。見つかった人骨の頭の上には、古銭が1枚ずつ載せられていた。 中には数珠つなぎにした穴開き硬貨がネックレスみたいに首にかけられているものも。 人骨はその後も次々に発掘され、6月29日には16体を数えるまでに至った。 当時の新聞記者らはこぞって、宮内庁に押しかけ、これは人柱ではないか、皇居を建築するにあたって、 人を生贄にしたのか、非人道的だ、と騒ぎ立てた。 これに対し、宮内庁の見解は苦しまぎれだった。 「これらの遺骨は、建設当時、事故に遭われ、亡くなられた人夫を埋葬したものと思われます。 名誉の死として祀ったんじゃないかと推測します。だから、決して人間を生き埋めにしたわけでは……」 この話題は民俗学では有名な話。 |
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73 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:37:11
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>>72 マジすか!((((;゜Д゜))) あと、巣鴨プリズンの跡地にも「出る」と聞きましたよ~・・・。 |
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74 :
名無し
: 2010/05/12 23:37:45
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>>73 フォ~ッフォッフォッフォッ……もぐさんもけっこう、怖い話はお好きで? 巣鴨プリズン? それはおれの正体をも示唆しているのですかな? それはともかく、そろそろネタ切れになってきたところなんです。 なにか取っておきの話があれば、どうぞ引き継いでください。とびっきりのネタに限りますが。 実は原子核爆弾なみの怖い話(というか、信じられない衝撃の話)を、 あと2つばかり残してあるのですが、このカードを出そうか迷っているところなんです。 とても信じられない話なんで。ここに書いたところで、おれの神経を疑われる可能性があるので躊躇しているんです…… こんなジラらし方すると、よけい気になりますかね? >>72の皇居の人柱の件については、ググればいくらでも出てきますよ。 興味があれば参照されたし。 |
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75 :
もぐ◆0K2Mab6QCU
: 2010/05/12 23:39:22
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稲川淳二の話って、単に聞いた後に怖いというだけじゃない。 なんかヤバイというか気が重くなります。 皆さん鳩の話は知ってますか? >>74 語り部の神経を疑いたくなるような怖い話というのが気に入りました。w ぜひ教えてくだされ。 |
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76 :
名無し
: 2010/05/12 23:39:43
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>>75 鳩の話しってなに? |
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77 :
名無し
: 2010/05/12 23:40:01
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>>76 多分、ハトだと思ったら生首だった。 って話しじゃないかな? |
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78 :
名無し
: 2010/05/12 23:40:23
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新聞紙に包まれた筒状のモノ あっさり風味のグロ系で行きます。 かれこれ30年以上さかのぼらねばならない。 伯母は地元の市民病院で外科の婦長までのぼりつめた人で、大抵のことには動じないほど肝っ玉が据わっていた。 このエピソードは、まだ彼女が一看護婦時代の出来事。 あるとき、院長先生に呼び出され、「これ、すまないけど、外の焼却炉に捨ててきてくれない? 燃やしてくれたらありがたいんだけど」と、軽い口調で雑用を頼まれた。 手渡されたのは、新聞紙に包まれた細長い筒状のモノ。 伯母はそれを小脇に抱えて、玄関に向かって廊下を歩いていた。 不意に、なにが包まれているのだろうか気になった。 というのも、筒状のモノを強くつかむと、わずかながら弾力があるからだ。 どうにも我慢ならなくなった伯母は、焼却炉の前まで来ると、こっそり包装を解いてみることに。 思わず尻餅をついた。 中から出てきたのは、人間のヒジから下の腕だったのだ。 男性のものと思われる骨太のソレには、びっしりと体毛が生えていた。 切断してから数時間が経過したのであろう。すっかり血の気を失い、青白くなっていた。 やけに深爪だった。 その病院はいろいろ悪いウワサが絶えなかった。ずいぶんアコギな医師もいたようだ。 今はすでに閉院して久しい。 |
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79 :
名無し
: 2010/05/12 23:41:07
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死体が赤子を産む 『死体は語る』の著書、もしくは異常犯罪者のプロファイルで、たびたびテレビ出演しているので有名な 元東京都監察医務院長の上野正彦氏の受け売り。 これは氏が現役だったころの話。 夏場に妊婦の変死体が発見された。死後数日は経っている様子。 とりあえず遺体を棺桶におさめ、警察が現場検証を。 翌日、上野氏が検死すべく駆けつけた。ところが刑事が棺桶を開けると、えらく驚いているではないか。 なんと、妊婦の股ぐらから、子猫ほどの大きさの胎児がはみ出ていたのだ。(当然、生きてはいない) 死体は内臓から傷み出す。腹腔内にガスがたまり、圧力によって胎児が体外へ押し出されたのだと。 この現象を『棺内分娩』という。 なお、中国や日本全国に伝播している子育て幽霊の怪談は、棺内分娩から派生した物語だろう。 死しても母は強しということだね。なぜかこの話は好きだ。 |
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80 :
名無し
: 2010/05/12 23:41:31
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奈良県十津川村の怪異 その1 十津川温泉へ遊びに行き、その帰り道の出来事だった。 すっかり日が暮れてしまった。A君は曲がりくねった国道168号線を愛車で飛ばしていた。 国道といっても、バス1台分が通るのがやっとの道幅。 右側はむき出しの岩壁がそそり立ち、左手はガードレールで、その向こうは崖になっている。 眼下には十津川が流れているだろう。ハンドル操作を誤り、落ちようものならひとたまりもない。 行けども行けども同じ風景が続く。 厄介なことに霧が出てきた。 明日から仕事が始まるのだ。のんびり走っているわけにもいかない。A君はかまわずアクセルをベタ踏みした。 ……どう考えてもおかしい。 温泉街を出発してからかなり経つというのに、一向に五条市の街の灯りが見えないのだ。 まさか途中で道を間違えたんじゃ……不安がこみあげてくるが、どうにかなるさ!と気持ちを切り替え、 車を走らせた。 しばらくすると、前方のガードレール沿いに人影が見えた。作業着姿の中年男性とおぼしき背中がフロントガラスに迫る。 減速し、助手席側のウインドゥを開けた。男の真横につけると、声をかけてみた。 「すみません、道をお聞きしたいんですが。五條へは、この道で間違いないんですよね?」 ところが男は、A君のことなど眼中にないかのように無視して歩き続けている。 A君は声を張り上げて繰り返したが、やはり相手にされない。 これはラチが明かない。諦めた彼は窓を閉めると、そのまま先に進んだ。もしかしたら頭がおかしいのかも。 バックミラーごしの男はグングン遠ざかる。やがてその姿も霧に消えた。 |
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81 :
名無し
: 2010/05/12 23:41:50
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その2 カーステのボリュームを上げて、車を走らせた。 やはり変だ。温泉街へ来たときよりか、悪路になっているのだ。 舗装が行き届いていないエリアに入ってしまったらしい。道が激しく蛇行し、幅もさっきよりも狭くなってきた。 今さらだが、分岐点まで戻るか……とはいうものの、車をターンさせる箇所がなかなか見当たらない。 ふとバックミラーに眼を向けた。 白く輝く物体が近づいてくる。後続車か? ちがう。人だ。 けれど只事じゃない。四つん這いで何者かが走っくるのだ。 A君はハッとした。さっきの作業着の中年男だ。 そいつがえらい勢いで車の後方に迫ってくる。たちまちパニックに。とても人間業とは思えない。 アクセル全開にしているにもかかわらず、そいつはまるで猪のように突進してきて車に追いつき、 リアウインドゥに張り付いてきた。 「うわああああああっ!」 たまらず急ブレーキ。車が横滑りしたのでハンドルを右に切り、岩壁に車体をこすりつけ停車させた。 リアウインドゥに張り付いたソレはカッと赤い眼をむき、口を開けてA君を威嚇した。 A君は岩壁に激突したショックと恐怖で気を失ってしまった。 しばらくして意識を取り戻した。 車外を見回したが、さっきの猪じみた中年男の姿はどこにもなかった。 前方を見渡すと街の灯りが見えた。五条市にちがいない。 街に入り、コンビニの前で車を降りた。 きっと車体がハデに傷ついているだろうと点検したのだが、まったく無傷だった。 A君はキツネにつままれたような心境になったという。 四つん這いの男は正体不明だが、なんにせよ、人をビビらせるツボを心得たエンターティナーだな。 |
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82 :
名無し
: 2010/07/01 11:52:06
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さっちゃんはね とっても さみしい おんなのこ だから いっしょに あそびましょ この唄が夜中の3時に 聞こえてきたら 『さっちゃん ごめん あそべない』 と、心の中で 3回唱えましょう |
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