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100億円超の対策費求める 江藤衆院議員

(2010年4月23日付)
 口蹄疫感染の疑いがある牛が確認された問題について、江藤拓衆院議員(自民党・改革クラブ、宮崎2区)は22日、農林水産委員会で「100億円以上の対策費を」と求めたのに対し、赤松広隆農相らは消毒用消石灰を国の負担で本県に配布する方針などを明らかにした。

 21日に古川禎久衆院議員(宮崎3区)、松下新平参院議員らと現地対策本部を視察した江藤氏は「2000年の発生時に自民党は総額100億円超の予算で対応した」と指摘。対応をただしたのに対し、赤松氏は「消石灰を宮崎県全域に国の全額負担で配布するため、今朝財務省の主計局の了解をとり、直ちに取り組む形にした」と答弁した。

 また、山田正彦農林水産副大臣は「殺処分費用の5分の4を手当てするほか、農家への低利融資を用意している」などの方針を示した。

 質問後、江藤氏は委員長を務める自民党農林部会の畜産酪農対策小委員会名で(1)移動制限区域内の牛、豚の飼料代全額補助(2)出荷適齢期を超えた肉豚の価格下落への助成―などを赤松氏に申し入れた。