関連記事

【支援策】JAが利子補給率上乗せ

(2010年4月23日付)
 県JA畜産防疫対策本部と各JAの合同会議は22日、宮崎市のJA・AZMホールであった。県の制度資金を利用する畜産農家に対して利子補給率を上乗せ、最長5年間、金利負担をなくすことを決めた。制限区域内のJA組合長らからは、消毒ポイント増設などを求める意見が上がった。

 利子補給上乗せの対象となるのは、口蹄疫疑いで経営に支障が出ており、県の「みやざき農業振興資金」(上限300万円、基準金利2・95%)を利用する畜産農家。JAグループが利子補給率1・7%を上乗せし、県や市町村の利子補給と合わせれば農家の金利負担はなくなる。補給期間は5年間。

 会議ではこのほか、移動・搬出制限区域内のJA組合長らから「(西都市から日向市まで抜ける)広域農道はトラックの通行も多い。消毒ポイントを設けるべきだ」「現場からは消毒剤が足りないとの声が上がっている」などの意見があった。