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ゆかりちゃん不明:発生から14年 母親が風化防止訴える

横山ゆかりちゃんの行方不明事件について、捜査本部が情報提供を呼び掛けるチラシ=群馬県警太田署捜査本部提供
横山ゆかりちゃんの行方不明事件について、捜査本部が情報提供を呼び掛けるチラシ=群馬県警太田署捜査本部提供

 群馬県太田市で96年7月、両親に連れられパチンコ店に来ていた横山ゆかりちゃん(当時4歳)=同県大泉町=が行方不明になってから7日で丸14年になった。県警太田署捜査本部によると、これまで延べ約11万8500人の捜査員を投入したが、有力な手がかりは得られていない。ゆかりちゃんの母親(44)は毎日新聞の取材に「このままでは、事件は風化してしまう」と訴えている。

 捜査本部によると、ゆかりちゃんが行方不明になったのは午後1時45~50分ごろ。パチンコ店内の防犯カメラには、ゆかりちゃんに話しかける不審な男が映っていたが、顔は判然としない。

 「目を離すべきではなかった。ゆかりに謝りたい」。母親は今も後悔し続けている。事件後はパチンコ店の近くを通っただけで、地元の人の冷ややかな視線を感じた。しかし最近はそういう反応もなくなった。「もう忘れられたのでは」と風化を感じつつも、待っている。「ゆかりは生きていると信じたい」

 ゆかりちゃんは、11日で19歳の誕生日を迎える。【喜屋武真之介】

毎日新聞 2010年7月7日 10時03分(最終更新 7月7日 10時20分)

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