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首相、久しぶりのぶら下がり でも、やりとりかみ合わず

2010年7月7日23時0分

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 菅直人首相は7日、遊説先の松江市内で記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」に10日ぶりに応じた。参院選の苦戦も予想される中、首相自身の発信を強める方針に転換したようだ。

 ただ、この日の応答は1分57秒で打ち切った。目標の54議席に届かなかった場合の政治責任を聞かれたのに、地元・宍道湖のシジミの話題を切り出し「また採れるようになったと聞いており、『よかったな』と思う」。ぶら下がりを再開した理由については「地域の元気な姿について皆さん(記者団)に伝えたいと思った」。やりとりはかみ合わなかった。

 首相のぶら下がりは、サミットに出席したカナダ・トロントでの先月26日(日本時間27日)以来。日本国内では参院選公示日の24日以来だ。側近議員は、首相の消費税の発言が波紋を呼んでいることについて「(世論に)少し無防備になっていた。本人もきちんと対応した方がいいと考えたようだ」と語る。だが、この日、記者団が消費税について質問を続けようとすると答えずに立ち去った。


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