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口蹄疫「ワクチン作戦」正念場 潜在化で薄れる消毒意識(2/2ページ)

2010年5月27日19時40分

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写真:消毒に協力するトラックへの作業が続けられていた=27日午前10時46分、宮崎県高鍋町、溝脇正撮影消毒に協力するトラックへの作業が続けられていた=27日午前10時46分、宮崎県高鍋町、溝脇正撮影

 ワクチン接種とともに、国は、発生農場から半径10〜20キロの搬出制限区域の牛や豚を食肉処理して早期出荷する方針だ。ウイルスは生きた牛や豚の体内でしか増えないので「空白地帯」を設け、ウイルスの拡散を防ぐ狙いがある。

 農林水産省によると、対象は牛が約1万6千頭、豚が約1万5千頭。国と県は、都農町の移動制限区域内にある操業停止中の食肉処理場を特例で再開させることを決めた。

 しかし、対策の発表から1週間過ぎても再開時期は未定だ。食肉加工で出る骨や内臓などの処理施設が移動制限区域外にあり、運び出せないためだ。加工場の関係者は「運び出すには農家の理解が必要。県など関係機関で協議してもらわなければ」と話す。

 政府の現地対策本部を指揮する小川勝也首相補佐官は26日、「どのような形で理解を得て、搬出するのがいいのか、まだ詰めが残っている。農家の皆さんや県の考え方などを整理し、方針を決めたい」と語った。

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