放送内容

2010年7月7日(水) 再放送:7月14日(水)
行き場のない若者たちをどう支えるか−自立援助ホームの試み−

内容

深刻化する児童虐待。児童養護施設に保護された子どもたちも、成長すれば施設を出て自立を迫られる。しかし、就職難や、虐待で受けた心の傷が壁となり、仕事に就けず孤立する若者は多い。大分で夫婦が運営する自立援助ホームは、そんな若者に居場所を提供、自立を手助けしている。厳しい経営の中、精いっぱい若者を支える夫婦と、自立しようと必死にもがく若者たちの姿を通して「今どんな支援が必要とされているのか」を考える。


出演者

澤田 正一さん(自立援助ホーム ふきのとう ホーム長)



関連情報

【自立援助ホームについて】
虐待、養育放棄、経済的事情などで、家庭を離れた若者たちを受け入れています。原則として、15歳から20歳までを支援の対象としています。児童養護施設や里親などの元で育ち、社会にでたあと生活が困窮しても身寄りがない若者達の受け皿となっています。仕事探し、心のケア、生活技術の指導などを行っています。定員は6人〜10人くらい。NPOや社会福祉法人が設立しており全国で50か所あまりが活動しています。国や県から支給されるお金(措置費)や支援者の寄付、そして、入所者自身が払う3万5千円ほどの寮費で運営されています。

児童福祉法上は、児童自立生活援助事業として位置づけられています。

【ふきのとうについて】
ホームページ:http://www.fukinotou.info/(NHKサイトを離れます)
ホーム長の澤田正一さんと妻の加代さんを中心に運営されています。

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http://www.nhk.or.jp/heart-net/



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