山本文男添田町長が辞職願
山本文男添田町長が辞職願 07/05 19:59

福岡県町村会を舞台とした汚職事件で、贈賄の罪で起訴されている添田町の山本文男町長がきょう、辞職願を提出しました。

添田町では、来月にも町長の進退を問う住民投票が行われる見通しでした。

山本町長の辞職願はきょう午後5時前、町議会議長に対して提出されました。

辞職理由は『一身上の都合』となっているということです。

山本町長は県の町村会会長だった2007年、後期高齢者医療広域連合の設立をめぐり、町村会側に便宜を図ったもらう見返りに、当時の中島孝之副知事に現金100万円を渡したとして、贈賄の罪で起訴されています。

山本町長は、起訴後も町長を続ける姿勢を示し、市民団体がリコール=解職を求める署名活動を進めていました。

署名は必要数を超え、来月22日までに町長の進退を問う住民投票が行われる見通しとなっていました。

この時期に辞職について町の関係者からは、「住民投票を避け、出直し町長選に出馬するつもりなのでは」といった見方も出ています。