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【愛知】

「遊んで学ぶ」人気 豊田市交通安全学習センター

2010年7月7日

信号表示に合わせて横断歩道を渡る家族連れ。奥に見えるのが人気ののんびり自転車=いずれも豊田市池田町の市交通安全学習センターで

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 豊田市池田町に4月にオープンした市交通安全学習センターの一般利用者が4日、5万人を突破した。年間目標の利用者数を3カ月余りで達成した。家族で楽しみながら交通安全を学べる施設として、市外から足を運ぶ人も多い。

 週末には、1日1000人を超える利用者があり、2000人近い日も。特に、広さ9000平方メートルの模擬市街地を走る4人乗り「のんびり自転車」は、乗車待ちが絶えない。自転車をこぎながら、親が「信号をよく見て」と子どもに教える「遊んで学ぶ」よい機会となっている。

 娘2人と自転車に乗っていた横粂俊仁さん(36)=同市保見ケ丘=は2回目の来場。信号機や横断歩道が実際に設置されているため「どこで何に注意しなければいけないか教えられる」と評価する。

自転車シミュレータは子どもたちに人気だ

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 体験学習コーナーも利用が多い。家族で初めてやって来た名古屋市山根小1年の柴田大徳君(6つ)=名古屋市天白区=は「自転車の乗り方や走行時の危険を体験できるシミュレータが良かった。2回乗った」と笑顔だった。

 幼児から高齢者までを対象にした交通安全の講習会も開いており、伊藤嘉康センター長は「子ども会など団体での利用を」と呼び掛けている。

 市交通安全学習センター 旧交通公園(平芝町)に比べ5倍となる4万9000平方メートルの敷地に、市街地や遊園など4つのゾーンがある。3D映像による仮想空間で、危険を体験できる最新のコーナーも備える。利用時間は前9〜後5。月曜休館で、火〜金曜は団体利用を優先する。(問)同センター=電0565(88)5055

 (杉山直之)

 

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