小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの開封作業をしているJAXA=宇宙航空研究開発機構は、カプセルの中に小さな粒子が確認されたと発表しました。

 JAXAが確認したという粒子は2種類です。1つは小惑星「イトカワ」に着陸した時に砂が入った可能性がある容器のへりを顕微鏡で見た写真で、針の先に100分の1ミリメートル程度の粒が見えます。これと同じような粒はもう1つ見つかりました。また、容器が収められていた底の部分にも小さな粒子が肉眼で十数個確認されています。JAXAは、これらがいずれも地球で入り込んだ物質である可能性が高いとしていますが、今後、容器を開けて、遅くとも9月末ごろから本格的に分析することにしています。

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