大阪市などで、キリスト教の教会に消火器などが投げ込まれる事件が相次ぎ、そのうち1件への関与が強まったとして29歳の無職の男が逮捕されました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは、豊能町の無職・池田康政容疑者です。池田容疑者は4月27日、大阪市旭区のプロテスタント系教会「日本基督教団森小路教会」のドアに消火器を投げつけ、壊した疑いが持たれています。付近では、複数の防犯カメラに何者かがバイクに乗って教会へ消火器を投げつける様子が映っていたことから、警察は映像の解析を進めていました。池田容疑者は、警察に対して容疑を認めたうえで、「教会の牧師に自分の願いを聞いてほしかった」と供述しているということです。
池田容疑者がかつて通っていた教会関係者:「(慕っていた牧師が)アメリカに勉強しに行くため教会を辞めた。(留学が)決まってから池田容疑者は暗くなり、ふさぎ込んでいた。ショックだったようだ」
池田容疑者は、2008年9月以降に起きた同様の72の事件、すべてについて関与を認めているということです。