和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に取り上げ、抗議予告などの影響で上映中止となっていた映画「ザ・コーヴ」が、3日に全国の6カ所で公開されました。

 東京・渋谷の映画館前では、周囲を制服、私服姿の警察官数十人が警戒するなか、上映に反対する団体が拡声器などを使って抗議活動を行いました。一方、賛成の立場の人も「恥ずべきは上映妨害」など主張するなど周囲は一時、騒然としました。「ザ・コーヴ」は、太地町で行われているイルカ漁を隠し撮りして制作したアメリカのドキュメンタリー映画で、日本では抗議予告によって一時、一般公開が危ぶまれていました。

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