和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に取り上げ、抗議活動などの影響で一般公開が危ぶまれた映画「ザ・コーヴ」が、厳しい警備態勢のもと横浜市の映画館で上映されました。
「ザ・コーヴ」は、太地町で行われているイルカ漁を隠し撮りして制作したアメリカのドキュメンタリー映画です。今年3月にアメリカのアカデミー賞を受賞して話題になりましたが、日本では、作品は間違った情報に基づくものなどとして激しい抗議が寄せられ、上映が危ぶまれていました。警察などによる厳戒態勢のなか、横浜では混乱もなく、3日午前10時から1回目の上映が始まりました。このほか、東京や大阪、京都などの5つの映画館で公開され、今後は全国18館で上映が予定されています。