横浜市で弁護士が殺害された事件で、指名手配されていた男が1日夜に警察に出頭して逮捕されました。逮捕された平川隆則容疑者(41)は、逃亡していた1カ月間の足取りについて具体的に供述をしているのでしょうか。

 犯行後の足取りについては、平川容疑者は一切、口を開いていないということです。警察の調べによると、出頭時、平川容疑者の身なりは乱れていませんでした。また、着替えや洗面道具、少女漫画4冊を持って現れたということです。警察は、ビジネスホテルやネットカフェなどを転々としていた可能性があるとみて、引き続き、犯行後の足取りについて調べています。一方、離婚裁判でトラブルになっていた妻については、事件後、警察で保護していました。1日の出頭後、妻は警察署を訪れて平川容疑者の顔を確認し、これをもって保護は解かれました。警察は、離婚裁判のトラブルについてより具体的な内容を調べています。平川容疑者の逮捕を受けて、死亡した前野義広弁護士(42)の父親がコメントを出しました。「犯人が逮捕されても息子が帰ってくるわけではありませんので、私たちの悲しみは変わりません。日に日に悲しみが増すばかりです」と話しています。

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