8月に閉店する京都市下京区の百貨店・四条河原町阪急の後継テナントに、小売り大手の丸井グループが出店を検討していることがわかった。ビルを所有する住友不動産が6月末をめどに出店条件の提示を求めたところ、丸井を含む小売り系の数社が名乗りを上げた模様だ。後継テナントは7月中にも決まる見通し。
丸井は首都圏を中心に大型店を展開、関西では大阪・難波と神戸・三宮に2店舗ある。若者向け衣料品の販売に強みがあり、地方の主要都市への新規出店を計画していた。四条河原町は京都市の中心街で、ファッション関連店も多く、集客が見込めると判断したとみられる。今後、条件を提示する企業もあるとみられ、住友不動産は慎重に比較し絞り込みを進める。