東京・渋谷の若者ファッションの専門店ビル「109」が関西に初進出することが2日、分かった。東急不動産が11年春に大阪市阿倍野区で開業するショッピングセンター(SC)へ出店する。大阪市中心部は百貨店の相次ぐ増床・出店で競争が激しさを増しており、東急不動産は109を集客の起爆剤とする考えだ。
109は東急電鉄グループの東急モールズデベロップメントが運営。「スライ」や「リズリサ」など10~20代の女性に人気のブランドをそろえ、金沢市や静岡市などにも出店している。阿倍野区のSC建設は、JR天王寺駅前の市街地再開発の一環で、地下2階地上6階の建物に109のほか、イトーヨーカドーや東急ハンズなど約250店舗が入る予定。【植田憲尚】
毎日新聞 2010年7月3日 大阪朝刊