高崎市で参院選の期日前投票を担当した女性職員が、比例代表の投票で政党名を書くよう有権者に誤って説明をしていたことが分かった。民主党県連が六日、県選管と同市選管に抗議した。
市選管によると、六月二十五日に市箕郷支所で、女性職員が比例代表の投票用紙を渡す際、有権者約十人に政党名を記入するよう説明した。
参院選の比例代表は政党名のほか、候補者名でも投票できるが、政党のみに投票する衆院選比例代表と混同したという。市選管は各投票所に連絡して周知徹底を図った。
民主党県連の中島政希会長代行は六日、事実関係の確認と再発防止を求める抗議文を高山昇・県選管委員長に提出。県選管は「投票日当日に向けて、投票方法の周知を図りたい」としている。 (川口晋介)
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